マカオ/マカオのカジノ・ギャンブル

マカオのカジノ

2002年にカジノ経営権が対外開放されて以来、ラスベガスや香港などから続々と豪華リゾート型カジノホテルが進出。今後も海外勢、地元勢による多くのプロジェクトが予定されており、ますます活況を呈する様相。日本にはないカジノだけに、マカオで実体験してみるのはいかがでしょう。ここではカジノの概要と、数あるカジノの中から初心者でも入りやすい施設をご紹介します。

執筆者:勝部 悠人

マカオでカジノデビュー

豪華な大型カジノが続々誕生するマカオ。写真はシティ・オブ・ドリームス・カジノ。

豪華な大型カジノが続々誕生するマカオ。写真はシティ・オブ・ドリームス・カジノ

マカオの観光といえば世界遺産とカジノ! マカオのカジノ経営は長く地元のSTDM社による一社独占体制でしたが、2002年に経営権の国際入札が実施されました。以後アメリカ、オーストラリア、香港などの企業が次々に進出し、一気に世界レベルのカジノリゾート都市へと変貌するきっかけになりました。

現在、マカオには約30の本格的なカジノがあるほか、スロットマシンなど機械(マシン)専門の電子カジノが複数存在します。カジノが多く集まるエリアとして、マカオ半島のフェリーターミナルからホテルリスボアを結ぶ友誼大馬路周辺、タイパ島の中心部、コタイ地区が挙げられます。

明るくポップな雰囲気のハードロック・カジノ。

明るくポップな雰囲気のハードロック・カジノ

マカオのカジノは大きく3つのカテゴリーに分類することができます。2002年のカジノ対外開放後にオープンした豪華リゾートにある大型施設、老舗の中規模施設、電子カジノ。豪華リゾートにある大型カジノは雰囲気も華やかで、ショーを行うステージやレストラン・バーなどを併設しています。また、電子カジノはすべて機械が相手なので言葉の心配がなく、少ない賭け金でチャレンジできるカジュアルな施設です。日本人観光客、中でもカジノ初心者でも比較的安心して遊べるのはこの2つといえます。

 

マカオのカジノ基礎知識

次に、知っているようで知られていないマカオのカジノに関する基礎を簡単にまとめました。

合法である
ヴェネチアン・マカオ・カジノのイメージ。 (c) The Venetian Macao -Resort- Hotel

ヴェネチアン・マカオ・カジノのイメージ (c) The Venetian Macao -Resort- Hotel

政府公認のカジノにおける賭け事は合法ですので堂々と遊んでOK。ただし、公認カジノ以外の場所での賭博行為は一切禁止されています。最近、路上で観光客に声をかけ「秘密のカジノがある」などとアパートやホテルの一室へ連れ込み非合法なギャンブルに誘われる被害がありますが、高額の金品を狙われるだけでなく、場に参加すること自体が罪になるので厳重な警戒が必要です。なお、カジノ以外にも競馬やドッグレースといった公認ギャンブルがあります。

入場無料
カジノへの入場は基本的に無料! 実際入場した後、ギャンブルに参加するかどうかは自由意志なので、見学やカジノ内の飲食施設だけを利用するのもOK。

 

24時間営業
ヴェネチアン・マカオのカジノ内にある24時間営業のカフェ・バー「フロリアン」。 (c) The Venetian Macao -Resort- Hotel

ヴェネチアン・マカオのカジノ内にある24時間営業のカフェ・バー「フロリアン」 (c) The Venetian Macao -Resort- Hotel

マカオのカジノは24時間営業が基本。朝でも夜でも楽しめます。例えば、深夜にちょっとお腹が空いた時や、軽く一杯飲みたい時など、カジノ内の24時間営業のレストランやバーを活用するといったことも可能です。

入場できるのは21歳以上
カジノへの入場を許されるのは21歳以上から。たとえ乳幼児連れでも同伴は不可です。年齢に関してはかなり厳格に運用されているため例外は認められません。入場時にゲートにて年齢確認を受けることも多く、カジノへ行く際は顔写真と生年月日入りのID(パスポートがベター)を携行することをおすすめします。例えば、ヴェネチアン・マカオでは、ホテル宿泊ゲスト向けにベビーシッターサービス(有料)も用意しているため、乳幼児連れ旅行でもカジノを楽しむことができますよ。

 

ドレスコード
ドレスコードの参考に。 (c) City of Dreams

ドレスコードの参考に (c) City of Dreams

欧州と違いマカオのカジノのドレスコードはそれほど厳しくないと言われています。厳格な基準があるわけではないのですが、ショートパンツにサンダル履きといったラフな格好の場合、入場を拒否される場合もあります。特に夏場は猛暑になるマカオなのでつい軽装になりがちですが、そういった場合は念のため一度ホテルに戻って着替えてからカジノへ出かけるといいでしょう。ジーンズにTシャツ程度でも十分OK。なお、帽子やサングラスの着用については注意を受ける場合もあります。

使用するお金
現金とチップの交換はカウンターで。

現金とチップの交換はカウンターで

マカオのカジノの大半では香港ドルを用いており、マカオパタカはごく一部の施設にある、一部のテーブルに限定されます。そのため、まずカジノで遊ぶ際は香港ドルを用意する必要があります。事前に日本で香港ドルを用意しなくとも、カジノの中に両替コーナーがあるので、日本円から香港ドルへ現場でも両替可能。カジノ内の両替レートは市内の銀行窓口や両替所と比べて若干有利な設定とも言われています。カジノ内の窓口ではクレジットカードも使用できます。

 

カジノ内にはATMも設置。

カジノ内にはATMも設置

実際にカジノでゲームに参加する場合、テーブルゲームでは手元の香港ドルをゲーム用のチップに替えなくてはいけません。これはテーブルでディーラーへ現金を渡すとその場でチップに交換してくれます。ゲームを終えて帰るときは、チップを現金化する窓口へ持っていけば、その場でチップの額面通りの現金と交換できます。スロットマシンの場合は、紙幣をそのまま投入口に入れてゲームをスタート。

 
手荷物の持ち込み制限がある
現金と交換するチップ。(c) City of Dreams

現金と交換するチップ(c) City of Dreams

カジノ内への持ち込める手荷物には制限があり、カメラ、パソコン類、食品(お土産で購入したものも含む)などが主な禁止品とされています。カジノ入口近くにクロークがあるので、上記の禁止品や大きな荷物があれば事前に預け入れておきましょう。

写真撮影NG
カジノ内では一切の写真撮影が禁止。写真を撮ろうとするとすぐに警備員が駆けつけてきて注意を受けます。こちらのページで紹介しているカジノ内の写真はすべて先方の許可を得てカジノの開業前に撮影したものと各カジノの広報用写真です。

 

お得な会員制度がある
メンバーカードはその場ですぐ発行可。 (c) Mocha Clubs

メンバーカードはその場ですぐ発行可 (c) Mocha Clubs

各カジノは集客プロモーションに力を注いでおり、多くのカジノが特典付きの会員制度を設けています。賭け金や滞在時間に応じてポイントを貯めるとホテル宿泊券やレストラン等で使えるクーポン、フェリーチケットと交換できたり、カードを見せると館内の指定レストランの食事が5~10%オフになるなど。入会費、年間会費無料で、顔写真入りの身分証(パスポート)を持参すればその場で会員カードが発行されます。

 
無料送迎シャトルバスがある
無料シャトルバスを活用したい。

無料シャトルバスを活用したい

マカオのカジノは無料送迎シャトルバスを導入しています。マカオ半島のフェリーターミナル、マカオ半島北部のボーダーゲート(關閘)と各カジノを結ぶ路線が最も多いため、シャトルバスを利用するには便利。数は少ないですが、マカオ国際空港、タイパフェリーターミナルを結ぶ路線もあります。路線や運行時間については各施設様々なので、事前に確認が必要。さらに、カジノへ向かう往路は簡単に乗り込めますが、カジノ発の復路は乗車整理券が必要になる場合も。乗車整理券はカジノ内の専用カウンターなどで受け取ることができます。もちろん、シャトルバスではなくタクシーや路線バスといった交通機関や徒歩でのアクセスも可能です。

さらに詳しい遊び方やルールはこちら>>>マカオのカジノ(遊び方・ルール)
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます