急成長する中国の都市照明　厦門の夜景(2ページ目)

コロンス島の夜景 

コロンス島はアモイの有名な観光地です。19世紀半ば、アヘン戦争後にアモイが開港したことをきっかけに、中国との貿易を求めた西洋人がこの島に住み、領事館や教会等の建物が建てられました。

また、貿易で財をなした華僑たちがここを別荘地とし、豪華な建物を建てています。しばらくの間、豊かだったこの島は第二次世界大戦や文化大革命などの歴史の流れに翻弄され、やがて西洋人も華僑もこの地から離れることになります。

今では一般的な生活者の住む場になっていますが、建物は昔の面影を残したまま現存してます。また通りは車はおろか自転車も入れないので（観光客を輸送する電気自動車はある）街を歩いていて、ふと昔にタイムスリップしたような気持ちになります。

島のシンボルである日光岩の頂上に登って島の街並みを見渡すと、どの家もオレンジ色の屋根に統一されており、西洋的な風景を感じます。（写真4）夜、島内を歩くことはできませんでしたが、対岸から島を望むことができ、夜は島の名所である日光岩や鄭成功（オランダが支配していた台湾を解放した人）の像がライトアップされており、遠くからその存在を確認することができます。（写真6）
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