男の料理/鍋もの・和食レシピ

とろける豚の角煮レシピ!美味しく作るポイントとは

豚の角煮の作り方・レシピをご紹介します。じっくりと煮込んだ豚バラ肉は、ちょっと触るだけでくずれてしまうほど、とろける柔らかさ。余分な脂をしっかりと除き、甘辛い味をしっかり染みさせるのが豚角煮のポイント。

執筆者:杉村 昌宏

とろける豚の角煮を作るには

とろける豚の角煮レシピ!美味しく作るポイントとは

とろける豚の角煮レシピ!美味しく作るポイントとは

 

豚の角煮といっても、和洋中いろいろなタイプがある。

中華でいえば、皮つきの豚バラ肉を使った「東坡肉(トンポウロウ)」が有名だし、沖縄料理の「ラフテー」も類縁といえる。

豚のバラ肉を使ったポトフなども、見ようによっては「豚の角煮」の一種なのかも知れない…。

 

今回紹介するのは、柔らかくじっくりと火を通して甘辛く仕上げた、和風の「豚の角煮」だ。

とろとろに柔らかく煮あがった豚バラ肉に、コクのある味をしっかりとしみ込ませた大根と卵もつけてみた。

舌の上でとろけるような食感を楽しんでみよう。

 

豚の角煮を作るのに必要な材料(3~4人前)


・豚バラ肉(塊で800gぐらい)
・大根(半本)
・卵 4個
・ねぎ(青い部分を適量)
・しょうが 1かけ
・唐辛子 1本
・しょうゆ 150cc
・酒500cc
・砂糖 大さじ3
・ときガラシ


 

とろける豚の角煮のレシピ・手順

1.豚バラ肉は、鍋に入り切らなければ半分に切る。

大きめの鍋に米のとぎ汁をたっぷりと注ぎ、ねぎ、唐辛子、そして皮をむかずにスライスにしたしょうが半かけ分、そして豚バラ肉を入れて火にかける。

 
米のとぎ汁で豚肉を茹でることで、脂が抜け柔らかくなる。 もし手に入れば「おから」を100gほど鍋に入れ、水を注いで煮るようにするとなお良い。


2.沸騰したら軽く煮立つ程度に弱火にし、そのまま2時間程度煮つづける。豚バラ肉が水面から出ないように、アルミホイルなどを適当な大きさに切ったもので落しブタをするといいだろう。

 

もし途中でお湯が足りなくなるようなら、順次足していけばいい。


3.豚肉を茹でている間に、ゆで卵を作っておく。好みにもよるが、5分程度のごく半熟のゆで卵にしておく。

豚肉と別に準備するのが面倒くさければ、豚肉を茹でるときに同じ鍋に入れてしまっても構わない。この場合は、沸騰してから5分程度で、忘れずに取り出しておこう。

 


4.じっくりと2時間煮込んだ豚バラ肉は、ちょっと触っただけでもくずれそうなほど柔らかくなっている。

鍋に入れたまま、しばらく置いて、手で触れるぐらいになるまで粗熱をとる。


5.粗熱がとれた豚バラ肉をそっと取りだし、お湯か水を流しながら丁寧に手で洗って余分な脂を洗い流す。

とにかく柔らかく、くずれやすいので、強い水流を当てたり乱暴に扱ってくずさないように注意する。


6.豚バラ肉は、一口大を目安に適当な大きさに切り分け、きれいな鍋に水500ccと酒500ccとともに入れる。

皮を厚めに剥いて、輪切りかあるいはさらに半割りにした大根、スライスした残りのしょうがも加えて火にかける。 煮立ったら弱火に落とし、同様に、落しブタなどして1時間程度じっくりと煮る。

 


7.1時間たったら、分量のしょうゆ、砂糖をそれぞれ半量づつ加えて、さらに30分ほど煮ていく。

調味料は、最初から全部入れてしまうと味がしみ込んでいきにくいので、最初は薄味で。

 


8.30分たったら、残りのしょうゆ、砂糖を加え、カラを剥いておいた半熟のゆで卵も加えて、さらに30分ほど煮て仕上げる。

 


9.最後に肉を崩してしまわないように丁寧に器に盛り、お好みでときガラシなどを添えていただく。

 

じっくりと煮込んで、甘辛い味がしっかりとしみ込んだ豚の角煮は、なんと言っても脂身の部分が旨い。

余分な脂分は抜けて、ゼラチン質のとろとろの食感が楽しめる。

また、一緒に煮込んだ大根と卵も、なかなかの逸品に仕上がっているはずだ。 ご飯と一緒にいただくのにピッタリのおかずといえるだろう。


より本格的に作りたい場合は、アルミのパットなどに、ねぎ、しょうが、酒などとともに入れ、5~6時間(!)ほど蒸してから、酒、調味料と煮るようにすると、さらに柔らかく上品に仕上がる。

大きめの蒸し器を用意し、さらに途中で熱湯を追加するよう注意する必要があり、なかなか大変かもしれないが、ワンランク上のレベルを目指す方は、ぜひ挑戦してみて欲しい。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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