“かたり”“なりすまし”にだまされる

なぜ電話にだまされる…
なぜ電話にだまされる…
「警察官」や「弁護士」からと、そう名乗られただけで、びっくりして気持ちが委縮したり、緊張してしまいます。普通は、そういう人物からの電話を受けることなど、まず滅多にありません。まして、社会的な職業、肩書きを名乗られたら、疑ってみる、ということはなかなかできないのでしょう。しかし、電話では姿が見えないので、簡単にほかの人物に「なりすます」ことができるのです。

これは、たとえば消防署の人を装って消火器を売りつける「かたり商法」~公共機関や有名企業の名前を騙(かた)って商品を売りつける,悪徳商法の総称~や、水道局の名を騙って浄水器を売りつける「実験商法」と同じです。人が「制服」や、「名刺」「肩書き」などを信用してしまうことを悪用しているのです。普段から、そういうもので簡単に人を信用しないように、気をつけるしかありません。人を疑うことは悲しいことですが、今や、手段を選ばず、人の財産を狙う詐欺行為が世間に横行しているのですから、被害を受けないために、自分を守るためには必要なことなのです。

電話を受けた場合

  • 動揺しない、あわてない
  • 必ず、孫や息子、娘、配偶者など、本人やその家族や勤務先と連絡を取って、事実かどうか確認するように
  • お金を振り込む前に、家族や警察に相談するように

    と、対策はあちこちで言われています。しかし、内容が内容だけに、動揺するなと言われても、わかっていても、当事者にしてみれば、一刻を争う事態だと思いこんでいるのです。銀行窓口で「おれおれ詐欺かもしれませんよ」と忠告されても、「銀行窓口で何か言われても、無視するように」と言われていたり、「振り込まなければ大変なことになる」と言って、振り込んでしまう人もいるといいます。

  • 電話を受けたときに、相手が「警察官」や「弁護士」などと名乗っても、鵜呑みにしないで、必ずその警察署の電話番号を自分で調べて、こちらからかけ直すようにしましょう。弁護士と言われたら、「どちらの弁護士会のなんという名前の弁護士」かを聞いて、やはり自分で104などで調べて、かけ直しましょう。そして、本人や勤務先などに確認するようにしましょう。とはいうものの、そんな余裕のある人は、「これは流行りの『おれおれ詐欺』だな」と気づくはずです。

    「確認の電話一本が被害を防ぐ」のですが、それすらも「今、本人とは連絡が取れない」と言われていたりして、確認の電話をしない場合もあるようです。となれば、日頃から、「警察官や弁護士などを名乗って、お金を振り込むようにという電話がきたら、それは詐欺だから、絶対に信用してはいけない」ということを、家族間で確認しあっておくしかありません。すぐにでも、こうした「詐欺」について家族で話し合って、被害を受けないように警戒しましょう。一度だけでなく、何度でも話題にすることで、不審な電話への警戒心を強めるようにしましょう。



    3p.「電話機」を「武器」に!/被害を防ぐ「家族愛」/あなたの一票/関連ガイド記事