昔はコピー、プリンター、イメージスキャナ、FAXを別々に揃えましたが、今は複合機として1台にまとまっています。複合機なら省スペースになり、またバラバラで買うよりも価格は安くなります。ただ複合機が故障してしまうと全ての機能が使えなくなり、へたをすると仕事がストップ。複合機は大型機から小型機まで様々。目的にあった複合機の選び方をみていきましょう。

ネットワーク機能の必要性を確認

コピー、スキャナー、FAX、プリンターが一体になった複合機

コピー、スキャナー、FAX、プリンターが一体になった複合機

社内LANにつながっているパソコンから、印刷するニーズがあるかどうか考えましょう。自宅で仕事しておりUSBケーブル接続で十分という場合は必要ありませんが、複数社員で複合機を共有する場合、ネットワーク機能は必須。

悩ましいのは人事部や経理部。人事評価票、給与票など個人情報や機密情報を扱う部門では他の社員が見られてはまずいので、ネットワーク接続していない複合機を使うべきでしょう。セキュリティ機能としてパソコンと複合機との間の通信を暗号化する機能や、印刷データを複合機のハードディスクに蓄積しパネルから暗証番号を入力することではじめて印刷される複合機もあります。

最近はインターネット接続できる複合機が登場。ホームページをプリントするのはけっこう難しく、端が切れたり、無駄な余白ができ1枚だけ出したいのに何枚も出てきたりします。インターネット接続できる複合機では、複合機自らがインターネットに情報を取りにいき、最適化してプリントするので、新聞記事や地図などを設定なしで簡単にプリントできます。複合機に大きめのタッチパネルがついており、アイコンを選んで操作し手間はいりません。画面にキーボードを出してネットからコンテンツを検索することもできます。

インターネット接続された複合機は法人税の特例である「中小企業等投資促進税制」が利用可能です。通常の減価償却に加えて取得価額の30%の特別償却を認める制度です。
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ダイレクトプリント機能、印刷の綺麗さで判断

http://allabout.co.jp/gm/gc/296666/

画像を多用する会社ではダイレクトプリント機能が便利

ダイレクトプリントとはパソコンからプリントせず、メモリーカードに保存されている画像データを直接印刷する機能。なかには無線技術Bluetooth対応のデジカメや携帯電話からワイヤレスで画像データを送り、プリントできる複合機もあります。工務店、損保会社などリフォームや車両事故など撮った画像をすぐ使う会社では必須です。

画像の場合、印刷の美しさが重要。解像度の値が大きいほど綺麗になり、最小インク滴サイズは小さいほど綺麗になります。画像印刷が多い場合は 色の鮮やかな染料インクがおすすめ。染料インクは粒子が紙の表面に残り、水に濡れてもにじみが抑えられ屋外ポスターなどによく使われています。文字印刷が多いのなら、インクが紙の繊維質に浸透する顔料インクが向いています。ただし、複合機メーカーはインクの特徴を生かしていろいろな工夫をしていますので、インクの種類をそれほど気にする必要はありません。

コピー、スキャナー機能を考える

開け閉めする上蓋をフラットな形状

開け閉めする上蓋をフラットな形状はCISタイプ

コピー、スキャナーの読み取り方式によりCCDタイプと、CISタイプの2つに分けられます。

ガラス面の下から原稿に光を当て、反射光をセンサーで読み取る構造は同じですが、CCDは複数のレンズを組み合わせて読み取ります。必然的に装置が大きくなり分厚い本を見開きにした場合、中心部もある程度、読み取れます。原稿が浮いていてもピントが合う構造になっているからです。CISは複数のレンズを使わないので小型化でき、開け閉めする上蓋をフラットな形状にすることができますが、本の読み取りは不得意。

ADF(自動原稿送り装置)の有無によっても価格が異なります。ADF(自動原稿送り装置)とは、自動で一枚一枚送り込んでコピーしてくれる機能で大量印刷する部門では必須です。iPadやキンドルで電子書籍を見たいというニーズから自分で雑誌、書物などをばらして電子化する自炊がブームになっていますが、富士通のScansnapが連続・高速スキャンできると注目されています。
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