三菱らしい走りとSUVとしての楽しさを
先ほどアルミルーフだと言いましたが、これで何のメリットがあるかというと、車の重心を下げることができます。これだけで、スチールの屋根に比べて約3倍の低重心化の効果が得られるそうです。また、リアサスペンションにはランエボ同様モノチューブ式ショックアブソーバーを備え、しなやかな乗り心地と高い操縦安定性に寄与しています。さらに、全車にASC(アクティブスタビリティコントロール)を装備し、車の横滑りなどを防いでくれます。
フロントシートはホールド性の高いセミバケット形状。セカンドシートは80mmのスライドとリクライニングが可能です。サードシートは床下に収納できるウレタンレスの極薄形状タイプです
つまり、WRCから撤退したとはいえ、三菱の走りのDNAはSUVであるアウトランダーにも受け継がれているのです。実際、乗ってみればわかりますが、スカッとした乗り味を楽しめます。毎日ウインタースポーツやマリンスポーツを楽しめる人なんて、大金持ち以外にはいないでしょうから、実はこれが大切な要素なのです。雪道や砂浜だけでなく、高速道路や山道でも存分に楽しめるのですから。
トータルで650Wもあるハイパワーアンプや、25mmサブウーハーを含めた7箇所&9つのスピーカーで構成されるロックフォードフォズゲート。ロック、ポップ、クラシックなど5つのサウンドタイプが選べます
またリアゲートが上下分割式で、下のゲートは大人2人が座っても全然へっちゃら(許容荷重200kg)です。また2列目はヘッドレストを外さなくても、ワンタッチで背もたれが前に倒れ、さらにシート全体がスライドした上で折りたたまれます。しかもラゲージ内にあるレバーでも操作ができるのです。荷物をたくさん積むとか、長いものを積む際に便利な機能ですね。
そのほか350ml缶なら4本同時に保温または保冷できる機能が付いたアッパーグローブボックスや、iPhoneなどの充電に便利なACCソケットなど、仲間と楽しみながらドライブできる装備が豊富です。そんなアウトランダーは上級グレードGの99.8万円(2005年式/4.9万km/修復歴なし)から狙えます。Gならロックフォードフォズゲートのオーディオが標準装備されていますから、友だちと女の子2人と車内でカラオケ状態で盛り上がって……なんて妄想も膨らみます。
このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。
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