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ホンダオデッセイが新車時の半額になってきた!

ミニバンの乗り心地を飛躍的に高めた功労者と言っていいホンダオデッセイ。その新型である5代目が先頃デビューしましたが、今回取り上げる4代目は、7人乗りのステーションワゴンかよ!と思わずつっこみたくなるほどのスタイリングが魅力でした。それがついに新車時の半額以下で買えるようになってきました。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

ミニバンらしくない車高の低さが魅力の4代目

気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回はホンダオデッセイ(旧型)をご紹介したいと思います。
オデッセイundefinedフロント

ノーマルでもこれだけの迫力。アブソルートともなればアルミホイールは16から18インチになりますし、最高出力は173psから206psへアップ。ノーマルグレードでも十分すぎるくらいスポーティです

先月、新型となる5代目が登場しましたが、ついに両側スライドドアを備え、また一つ上のクラスだったエリシオンも統合するモデルとして開発されたため、背も高くなりました。

ですから「新型はオデッセイじゃない!」と思う方も少なからずいるのではないでしょうか。しかし、オデッセイの成り立ちを考えれば、それも仕方ないかもしれません。

そもそも初代は、RV(レクリエーショナルビークル、ってなんか懐かしいですね)全盛時代に、ホンダもミニバンを作りたい! って言って作った車。しかし他社のようなベースとなる商用車のシャシーがなかったんです。

それで仕方なくアコードのを使ったら、それが「乗用車みたいな乗り心地がいいね!」と大ウケ。ちなみに初代の全長×全幅×全高の3サイズは4750mm×1770mm×1680mm。そして新型は4830mm×1800mm×1695mm。全長はやや大きくなっていますが、全幅と全高はあまり変わらないのです。
オデッセイundefinedリア

3列目シートを倒してフラットなラゲージを作ると、容量は708L。3代目の672よりさらに広くなっています。また3代目より開口部が広げられているので、荷物の出し入れがしやすくなっています

むしろ3代目と、今回取り上げる4代目が異質なのです。4代目の3サイズは4800mm×1800mm×1545mm。初代に比べて全高は225mmも低い。いわゆる低床設計で、居住性は落とさずに「立体駐車場におさまる高さ」がウリの一つでした。

この「ミニバンらしからぬプロポーション」が、私のように本来ミニバンが好きではない人にも魅力だったのは事実。私の場合「ベランダには洗濯物を干さずに、コーヒーを飲むためだけのテーブルとイスを置く」的な生活感の希薄さがよかったのです。

それに運転席に座ると、視線が低いし頭上に余計な空間がないし、気持ちよく走れるものだから、ミニバンを運転しているという感覚もありませんでした。まさにアコードを運転しているのと変わらない。

とはいえ、そんなことを言う人は世の中では少数派のようで、新車の販売台数の落ち込みが、今回の新型に繋がったというわけです。

さて、原稿執筆時点での修復歴なしの最安値を見ると、99.8万円と100万円を切っていました。しかし走行距離は14.2万km。で、5万km未満で一番安いのはと探してみると、2008年式/2.9万kmで119.9万円のMが見つかりました。Mの新車時価格は259万円ですから、十分半額以下になっています。

オデッセイの魅力を、次ページでもう少し詳しく見ていきましょう。
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