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VWゴルフよりおいしいアウディA3

VWゴルフ(旧型)をベースにしつつも、日本では1年早く3ドアモデルがデビューしたA3。アウディというブランドのポジションや、中身、さらに年式的に1年古くなるぶん、価格的においしい、狙い目の一台です。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

VWゴルフより上質感&高級感は上

アウディA3(3ドア) フロント
旧型A3に比べ、ホイールベースと全幅がそれぞれ65mm、30mm拡大されたいっぽうで、全高は10mmダウン。クラシックなクーペをイメージさせたとのだとか。日本でハッチバックと言えば実用性が求められますが、こうしたデザイン性の追求はまさにプレミアム・ハッチバックらしさと言えるでしょう
気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回はアウディA3(現行)をご紹介したいと思います。日本でハッチバックというとトヨタヴィッツや日産マーチ、あるいはその上ですとトヨタオーリスなどがあります。いずれも手頃なサイズ&価格が売りですから、我々にはハッチバック=大衆車というイメージがありました。そこへプレミアム・ハッチバックなる価値観を提案してきたのが、旧々型VWゴルフであり、それをベースに開発された旧型アウディA3ではないでしょうか。

そんなプレミアム路線にさらに磨きをかけ、現行型のA3が日本でビューしたのが2003年7月のこと。そもそもアウディは、同じグループであるVWより高級で上質というポジショニングです。ベースとなった旧型ゴルフ(ゴルフV)よりもA3のほうが“プレミアム感”は高いわけです。それが今や100万円以下で十分狙えるようになりました。

この価格帯なら、ベースである旧型ゴルフも狙えます。日本デビューがA3より1年遅かったため、年式的にはゴルフのほうがそのぶん高年式。しかし、いくらゴルフにプレミアム感があろうとも、日本では「手頃な輸入車」というイメージが根強くあります。それに対して、そもそもがプレミアム感を謳ってきたアウディです。むしろ年式が1年古くなるため、同じ走行距離でもA3のほうが安かったりするのですから、おいしいのではないでしょうか。

アウディA3(3ドア) インパネ
シルバーの使い方など、同社のTT(旧型)などのイメージを上手く使いながら、独自の高級感が追求されたインパネ。また全高が低い分、座るとスポーツカーのように着座位置が低いのも特徴です
A3は2003年のデビュー時には3ドアしかありませんでした。しかし翌2004年10月には5ドアバージョンであるスポーツバックが登場。やがてスポーツバックのほうが主流となり、3ドアは2006年7月には姿を消しました。

ボディサイズは3ドアが全長4215mm×全幅1765mm×全高1430mmに対し、スポーツバックが全長4285mmとなります。ホイールベースは両モデルとも2575mmです。スポーツバックは、3ドアに対しプラス70mmの多くをラゲージスペースの拡大に当てています。

また、顔つきが少しずつ変わっているのもA3の特徴。3ドアは旧型同様スッとした顔つきだったのに、追加されたスポーツバックはシングルフレームを前面に出し、全長が伸びたことなどもあり、A3とは別モデルに見えるほど。さらにシングルフレームは今日まで微妙に変化をしながら、A3を顔を象徴してきています。

3ドアとハッチバックだけでもこれだけ違うA3。さらにエンジンやミッションのバリエーションを考えると「どれを買おうか?」なんていう楽しい悩みも尽きません。次ページで、さらに見てみましょう。
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