中古車/おすすめの中古車

現行ギャランフォルティスが2ケタ万円から狙える

今や人気薄のセダンゆえ、中古車ではたいてい安くなっているのですが、中でも安いのが現行ながら登場して4年で半額近くまで下がって100万円を切ってきたギャランフォルティス。スタイルのよいスポーティセダンがおいしくなっています

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

欧州車志向のスポーティセダンが安い!

ギャランフォルティス フロント

スポーツはディスチャージヘッドライト&AFS(コーナーで曲がる先を照らす装置)が標準で備わりますが、エクシードではオプションとなります。またフロントエアダムが備わるのもスポーツだけ

気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回は三菱ギャランフォルティス(現行)を取り上げたいと思います。セダンの中古車はおいしいと何度も述べてきた私ですが、この車はセダンの中でもさらに安いのです。個人的にはこのスポーティな面構えはとても好きなので、人気が高まらずに値落ちしていくのは少々悲しいのですが、現行モデルながらあれよあれよという間に100万円を切ってくると「まぁおいしいから、いいか」とも思え、複雑です。

デビューは2007年8月。それまであったギャランとランサーを統合し、グローバル市場を狙った三菱の新しいセダンとして登場しました。ロングノーズでショートデッキ、大径タイヤを組み合わせたスポーティなスタイルは、ギャラン/ランサーで培ってきた「三菱のスポーツセダン」を継承するデザインです。とはいえ、世界を狙ったセダンですからもちろんイチから開発されています。例えば全幅は日本5ナンバーサイズを気にすることなく、あえて1700mm越えです。

ギャランフォルティス   リア

スポーツはフロントストラットタワーバーやスポーツサスペンションを装着するなど、走りに振っています。新車時価格もその分高めのため、中古車でもエクシードより高めの相場。私は今ならエクシードを安く買って乗りつぶすというのがありではないかと思います

エンジンは同社のアウトランダーやデリカD:5に搭載されている2.4Lエンジンをベースに2L化した新エンジンを採用。組み合わされるミッションはCVTです。このCVT、燃費最優先というよりも、アクセル等に対するレスポンスを重視したセッティングとなっています。また足回りは「日本のセダン」としては、はっきりと硬め。もちろんガチガチではなく、欧州車を意識したスポーティなものです。

新車時価格はかなり戦略的で、同排気量のトヨタプレミオが222.6万~242.6万円なのに対し、この車が178.5万~243.6万円(デビュー当時の比較)。それが原稿執筆時点で見ると、修復歴なしの最安値が77万円(2007年式/4.1万km)です。新車時価格が178.5万円でしたから、4年で100万円も値落ちしているのです。ちなみにプレミオの最安値は94.5万円(2008年式/7.3万km)、年式こそプレミオが新しいですが、そもそもこのプレミオは1.8L車なのです。

とにかく安いのは大きな魅力です。しかしまだまだギャランフォルティスの魅力はあるのです。次ページで詳しく見ていきましょう。
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