ライバルは旧型ヴィッツ? 最安値は9万円

トヨタプログレ フロント
最高級車ですから、例え10年前の車でも安全装備はてんこ盛り。世界初のカーテンエアバッグ(NC300に標準)をはじめ、横すべり防止のVSC(全車標準)、TRC(全車標準)、ブレーキアシスト(全車標準)など、30万円以下と考えると過剰なほど
気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回は30万円で十分探せるようになった、トヨタプログレ(絶版)です。デビューは1998年5月。扱いやすいコンパクトサイズの高級セダンというコンセプトは、今思えばレクサスISやHS250hへと繋がるものでした。しかし、輸入車ではM・ベンツの190から脈々と連なる高級コンパクトセダンなどはあるものの、当時の国産車ではなかなか認められず、大ブレークすることなく2007年5月、絶版となりました。

しかし、原稿執筆時で最安値が9万円(NC250/1999年式/9.2万km/修復歴なし)という価格になってくると、もはやそんな小難しいことは意味を成しません。何しろこの価格なら、ライバルはトヨタヴィッツ(旧型)や、軽自動車のワゴンR(旧々型※9万円では旧型は買えません)。こうなると、俄然光り輝く宝石のようです。

プラットフォームはマークII系、足回りはクラウン系という凝った作りのボディは、5ナンバーに収まるサイズを実現。そうです、FRなのです(4WD車もあります)。新車時価格は310万円~375万円。当時のセルシオなみの、ふんだんに奢られた豪華装備が特徴です。

トヨタプログレ インパネ
メーターはスッと浮かび上がるオプティトロン、電動のチルト&テレスコピックステアリング、ワイヤレスキー、イモビライザーも標準装備。運転席に座っただけで高級車を所有する歓びを実感できます
その豪華装備については、もう少々お待ちください。まずはパワートレインの説明から。エンジンは2.5Lと3Lの2種類の直列6気筒を採用。したがって、サイズは5ナンバーですが、立派な3ナンバーセダンです。ミッションはいずれも4AT。10・15モード燃費は、2.5Lが10.4km/L、3Lが10.0km/Lでした(デビュー当時)。

5ナンバーサイズながらもホイールベースを長く取り、広い居住空間とラゲージを確保。「足回りはクラウン系」と言う通り、乗り心地に関しては、さすがトヨタの高級車! 街乗りだろうが高速道路だろうが、常に快適。ライバルたる(?)ヴィッツやワゴンRなどと比べては困りますよ、お客さん…なのは当たり前ですね。

ここまででも十分、30万円以下とは思えぬ価値があるのに、さらに次ページでは、とどめを刺すかのように、怒濤の豪華装備の解説へと進みます。