熱帯カリブとユカタン半島
常夏、熱帯性気候のユカタン半島のなかで、おなじみの観光スポットと言えば、透明度の高い美しいカリブ海をのぞむビーチリゾート、カンクン。近代的な高級ホテルに大規模なショッピングセンターが立ち並ぶ風景が、まるでアメリカにいるかのような錯覚を起こさせます。 こういった場所では、ビーチやホテルでくつろぐというのが定番の過ごし方ですが、それだけではユカタン半島を満喫できません。近隣には小さな島イスラ・ムヘーレス、静かな港町プラヤ・デ・カルメン、ダイビングのスポットとして国際的に知られるコスメル島などカンクンよりも比較的お手頃な価格で楽しめるビーチスポットもあります。
カンクンから西へ車で4時間ほどのメリダまで行けば、メキシコらしい歴史あるコロニアルな風景に出会えます。こじんまりとした町ですが、ヤシの木と白い建物が立ち並ぶ姿は情緒たっぷり。熱帯気候のなかでたしなむ、ピリ辛でボリュームたっぷりのユカタン料理と地ビールのコンビネーションは最高ですよ。
メリダ市周辺から内陸部の森には、ウシュマル、チェチェン・イツァー、さらにカリブ海に面してピラミッドが建つトゥルム、とユカタン半島を横断するように7世紀頃のマヤ文明を代表する遺跡が点在しています。
このエリアで外せないのが、石灰岩大地に開いた穴に数百年かけて地下水が溜まって出来る泉、セノーテ。ユカタン半島には1000以上のセノーテがあり、ダイビングも出来るのです。太古の泉らしい神秘的な沼という雰囲気ですが、なんと、その透明度は100m。マーシャル諸島の海が世界で一番透明度の高い51mとされているので、その2倍もきれいな水に潜れるのです。 カンクンからツアーが出ているので、ビーチに飽きたらひんやりとしたセノーテで泳いでみるのも旅の記念になるはず。
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