坂と映画と寺の町、尾道
NHK朝の連続ドラマ「てっぱん」の視聴率は、前の「ゲゲゲの女房」に引き続き、好調のようです。主人公のあかりちゃん(通称おのみっちゃん)の故郷は瀬戸内海に面した古い町、尾道(広島県)です。ゲゲゲ~の放送中は、水木夫妻が暮らす深大寺周辺の人出がぐっと増えたとのことなので、今回は、尾道の寺めぐりにご案内したいと思います。ご存知のように、尾道は坂の町。景色がよいこと、昔ながらの家並みが残っていることなどから、映画のロケにもよく使われます。中でも有名なのは、小津安二郎監督の「東京物語」や、大林宣彦監督の尾道三部作です。これらの映画の中には、郷愁を誘う町の風景だけでなく、神社仏閣もよく出てきます。尾道は狭い町ですが、お寺や神社はたくさんあり、それがまた、この町をいっそう風情あるものにしているのです。
石畳の坂道を登ったり降りたりしながら、道沿いにあるお寺をゆっくり訪ねてみましょう。
尾道七仏めぐり
数ある尾道の寺の中でも代表的な寺をめぐる「尾道七仏めぐり」のコースが人気です。2010年は、このコースができて10周年目に当たるため、それを記念して、10月30日(土)から11月3日(水・祝)まで、500円で七つの寺が拝観できる拝観券が発売されます。(当日限り有効、限定1500枚)期間は短いですが、お近くの方は、ぜひ行ってみてください。
●尾道七仏めぐりホームページ