0-100km/h加速はゴルフGTIと同タイム
乾式クラッチを持つ7速DSGを搭載。GTI専用ステアリングホイールにはポロ初となるパドルシフトを採用
また、MTの設定がなくなったことを憂う声も聞こえてきそうなところ(かくいうガイドもそのひとり?)なのですが、フォルクスワーゲンでは、DSGならばMTのかわりもつとまると判断しているようです。
ちなみに公表値によると、0-100km/h加速は、現行ポロGTIとゴルフGTIは、エンジンスペックと車両重量の関係で、いずれも6.9秒とまったく同じタイム。ちなみに先代ポロGTIに比べると、1.4秒も速いことになります。最高速は、ポロGTIが225km/h、ゴルフGTIが238km/hとなっています。
専用ハニカムグリル、上下に施された赤いライン、専用バンパー、サイドスカート、リアスポイラー、クロームデュアルエキゾーストパイプなどを装着。GTI専用の17インチアルミホイールや、レッドブレーキキャリパーなどもスポーティさを演出
さらに感心したのはフットワークです。先代のポロGTIは、それはそれでスポーツモデルとしてはわかりやすい楽しさはあったものの、けっこうな「ジャジャ馬」。パワフルなエンジンに対しトラクションがまったく追いついておらず、乗り心地もスパルタン。洗練されていたゴルフGTIのサイズダウン版的な乗り味を想像していたガイドとしては、どちらかというとやや期待はずれだったのは否めません。新しいポロGTIも同じような感じなのか、それともガイドの望んだイメージに近づくのか、とても興味があったのですが、今回はどうやら後者。プラットフォームは基本的に先代のキャリーオーバーながら、セッティングが細部まで煮詰められたことがうかがえます。
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