自分で作る木のおもちゃ!材料選びや作り方のポイントは?
木のおもちゃ作りのポイントは?
木のおもちゃの触り心地は、大人でも子供でも温もりや優しさを感じることができるとても心地よいものです。おもちゃの素材にはプラスチックなどいろいろありますが、木は素朴で飽きの来ない魅力があります。また素材の木は削ったり、色をつけたり、形を作ったり、自分自身で加工できるところもよいところです。
ちょっとした端材でも丁寧に仕上げれば素敵なおもちゃに変身します。この機会にオリジナルの木の手作りおもちゃを作ってみませんか?
材質選び
防腐剤加工が施してある材料です
ホームセンターにはいろいろな素材が販売されています。中でもエゾマツやヒノキなどは比較的やわらかい材質なので、初めて木を扱う方には加工しやすい材料と言えるでしょう。とは言っても削ったり、形を作るには時間がかかるので、根気よく制作を楽しんでください。
小さいお子さんのおもちゃを制作する場合は、口に入れてしまう心配があるので、接着剤を使っていない材質を選ぶようにした方がよいでしょう。集成材やベニヤなどの合板類は、接着剤を使用しています。他にガーデン用の材料で防腐加工が施してあるものなどは避けたほうがよいでしょう。
宝探しのようで端材コーナーはそれだけで楽しめます
工作材のコーナーでは丸棒や三角や大きさもいろいろな形が販売されています。そういった素材を利用するとおもちゃ制作の幅を広げてくれます。端材など小さな材料を扱っている場合もあります。その材料で積み木を作ってあげるのも楽しいと思います。
木のおもちゃの作り方のポイント
バイスなどの固定具があると作業効率もあがります
おもちゃ制作をする時に、各パーツとしての材料が小さくなりがちです。材料が小さくなると加工しづらくなるので、穴あけなどの加工は材料を切る前に出来るだけ行いましょう。材料が小さくなればなるほど手で押さえるのが大変になるので、その時はバイスなどの固定具を使って作業しましょう。電動ドリルドライバーなど工具を使う時は必ずバイスなどの固定具を使ってください。
仕上げを丁寧に
ささくれはヤスリがけをすれば滑らかになります
木はささくれや割れなどがあるととげがささったり、怪我をしてしまうことがあります。木のおもちゃ制作で一番大事なのは仕上げです。割れてしまっている箇所は切り落としたり、削ったりして使わないようにしましょう。
木材の切った面はささくれなどがあり、危ないので丹念なヤスリがけが必要です。ヤスリがけは丁寧にすれば、角も丸くなり、より優しい手触り、印象になっていきます。丁寧にかけた木の材質には、お子さんも愛情を感じてくれると思います。怪我をしないようしっかりと仕上げましょう。
角が丸くなり積み木としても遊べます
ささくれがひどい場合や角が尖っている場合には#120くらいの粗目のヤスリでかけましょう。その後、#180、#240で仕上げると肌触りがよくなります。ヤスリがけの後は木の粉がたくさんついているので、固く絞った布で粉を取り除きましょう。
おもちゃとして遊べるポイントを作ろう
ガイド作成の木球が転がるクネクネスライダー
木の素材だけでも心地よいですが、もっともっと遊べるように楽しいポイントを作りましょう。車の形だけでもいろんな想像が出来て楽しいですが、さらにタイヤが動く、手で持ち運びやすい、重ねられるなど、少しアイディアを加えると制作している方も楽しくなります。動く、回る、音がなる、転がる、重ねられるなどの楽しめる要素を考えてみましょう。
車などタイヤが動くもの、風車のようにまわるのもの、木琴のように叩くと音が鳴るもの、ビー玉スライダーのように転がるもの、積み木のように重ねられるものなど遊びの幅がさらに広がります。作ってあげたいお子さんが興味のあるおもちゃを考えてみましょう。
そのおもちゃ作りの過程から、素材の温かみや作ってくれた方の愛情をいっぱいに含んだ素敵なおもちゃが出来あがると思います。
【関連記事】