映画『RENT』。テーブルの上で踊っているのがエンジェルです
『Seasons Of Love』など名曲の数々を生んだ作者のジョナサン・ラーソンが試演前夜に急逝したため、作品は伝説となり、トニー賞はもちろん、ミュージカルとしては11年ぶりにピュリツァー賞も受賞しました。
ミュージカル『RENT』は、たくさんの人たちがエイズで亡くなった時代を知っているアメリカだけでなく、日本でも熱狂的なファンを生みました。そして、2006年に映画『RENT/レント』が上映されて以降、ゲイコミュニティでも広く支持されるようになり、HIV予防啓発イベント『VOICE』でもトリビュートされたり、多くの人たちに生きる希望を与えてきました。
そして2008年、約9年ぶりに日本版のミュージカル『RENT』がシアタークリエで上演され、森山未來(マーク)、米倉利紀(コリンズ)、田中ロウマ(エンジェル)といった豪華キャストが出演し、話題になりました。キャストは全てオーディションで選ばれたそうで、それぞれが『RENT』という作品への愛を共有した仲間であることが伝わってくるような、とても熱を感じさせる公演でした。
その日本版ミュージカルが再び、同じシアタークリエで上演されています。キャストは少し入れ替わっていますが、米倉利紀さん&田中ロウマさんは続投で、ほかにも『ハートをつなごう』でおなじみのソニンさんなども出演しています。
今回は、米倉利紀さん&田中ロウマさんが演じるコリンズとエンジェルの愛を中心に、お届けします。