波照間島の観光について
さて、ここからはいよいよ波照間島での観光のお話をしましょう。日本最南端の島にはいったいどんなものが私たちを待っていてくれるのか、期待と好奇心に胸が膨らみますよね! といっても、波照間島にはいわゆる観光ポイント的なものはほとんど存在しません。なんといってもここは南の島。波照間で見るべきは自然によって育まれた島の美しさと、その環境。そしていくつかの八重山の歴史を物語る史跡。見ようと思えば、一日で見てまわることも可能ですが、南の島であんまりあくせくするのはどうかと。全部を見ようと欲張らなくとも、気ままにぷらっと島を散策してみるくらいの感じのほうが楽しめると思いますよ。
■ニシ浜
波照間島を訪れたことがある人なら誰もがまず一番に思い浮かべるのがこのニシ浜。波照間の代名詞といってもよいでしょう。港のすぐ横に位置するので、船で波照間港に入る際、まず一番に目につく輝くブルーに初めての人は驚きを隠せません。
波照間ブルーと形容されるニシ浜の海の美しさは、言葉では言い尽くせないブルーの世界観。珊瑚の海が織りなす種々多様なブルーのグラデーションと、真っ白い砂浜のコントラストに、思わず歓声をあげる旅人も少なくありません。沖へと泳ぐと元気な珊瑚棚が広がり、その周辺にはたくさんの魚の姿を見ることができのるので、シュノーケルポイントでもあります。入り口付近にある東屋以外、ほとんど日陰となる場所がないので日よけ&日焼け対策はお忘れなく。島に泊まる人は、夕方になったらぜひニシ浜で夕陽待ちタイムをお過ごしください。
ニシ浜から眺める夕陽は旅の大切な思い出となるはず
■ペー浜
ニシ浜から続く島の西部に位置する浜です。基本的にニシ浜の延長という立地の浜で、見た目にもほとんどニシ浜と同じですが、離れている分、ほとんど人の姿もなくとても静か。遊泳は禁止されているのですが、珊瑚や貝殻を拾って遊んだり、静かにのんびりと砂浜で過ごすにはオススメです。
地図:Yahoo!地図情報
■ペムチ浜
島の南側に位置する地理的に日本最南端の浜です。砂浜は砂利を敷き詰めたような感じでニシ浜とはまたずいぶんと異なった雰囲気を楽しめます。いつ行っても人の姿がほとんどなく、まるで貸切り状態。実は、ここは流れが速いだけでなく急に深くなっていたりするのでとても危険。泳ぐに不向きと、絶対的に遊泳禁止の浜ですが、島の散策途中に海を眺めに立ち寄ってみるくらいなら全く問題ありません。なんとなしに、最南端の浜の感慨にふけるのもよいものですよ。
地図:Yahoo!地図情報