波照間島の旅の組み方
上に記したとおり波照間島へは1日3便の高速船が出ているので、基本的に石垣島から朝1便に乗って波照間島へ渡り、その日の最終便(3便)に乗って石垣島へ戻れば日帰りで訪れることができます。その場合、波照間島での滞在時間は約7時間。波照間島での観光は自転車またはバイクを借りての移動になるので、7時間あれば島内をまわることは可能です。が、せっかくはるばる日本の最南端の島までやって来たのであれば、可能な限り少なくとも1泊はして欲しいところ。ガイドとしては、最低2泊はしてほしいなというのが本音です。そして、日帰り観光にせよ泊まりにせよ、波照間島を訪れる際、まず最も注意しなくてはならないのが船の運行状況です。西表島から先が外海となるため、波照間便は揺れが激しいことで有名。言い換えれば昔から波照間便は欠航が多いことで有名なのです。石垣島がどんなにお天気でも、海上の状況や風の強さなどですぐに欠航となるのが波照間便。
石垣島離島桟橋ターミナルのロビー。ここから波照間への旅は始まります
また、これは波照間島に限ったことではありませんが、島民の方々はその島で暮らす経験値から天気や船の運行に関して的確な感覚を持っています。船が欠航になりそうだなというときは、必ず私たち旅行者にその旨を教えてくれるので、そういうときは彼らのアドバイスに感謝し素直に耳を傾けてくださいね。
そして波照間行きはなるべく旅の前半に組み込むことをオススメします。そうすれば、もしも船が欠航したとしてもどうしても行きたい場合、次の便や翌日の便を待つこともできますからね。最悪、石垣島からの帰りの飛行機に乗れなくなるということも可能性としてまったくないわけでない、ということを念頭に置いてスケジュールを立ててくださいね。
あと乗り物に弱い人は必ず酔い止めの服用をお忘れなく! 船酔いなんて全然大丈夫と思っている人も、海上のコンディションが悪いときはみなさん笑ってられなくなっていますよ。