竹富島の宿・民宿では、ゆんたくを!

赤瓦にシーサーという八重山らしい風景で溢れる竹富島

赤瓦にシーサーという八重山らしい風景で溢れる竹富島ではぜひ宿泊の観光を

観光客に人気の竹富島。石垣島から船で10分という近さから、日帰りで訪れる人も多い島ですが、本当の竹富島のよさはここで一晩を過ごしてからこそ。夕方になって、最終便で日帰りの観光客が帰ってしまうと、島はぐんと静かになります。どこからともなく風に乗って、夕暮れの集落には三線の音が聞こえてきたり。今回は竹富島の宿情報についてお話しますね。

竹富島の宿、基本情報

竹富島は八重山の離島の中でも宿泊施設の数が多い島です。そして、そのほとんどが昔からある民宿タイプの宿。竹富島の民宿の相場はだいたい1泊2食付きで5500円~6500円ほど。島に飲食店が増えたことから素泊まりの宿も需要が高まってきています。

中にはホテルのようなサービスを民宿に求めて泊まりガッカリする人もいるようですが、あくまでも民宿は民宿。値段から考えてみれば納得できると思いますが、過度なサービスや装飾はないのが普通です。南の島の宿ですから、虫の姿を見つけることがあってもそんなに驚くべきことではありません(ちゃんとお掃除していても虫がいるのが南の島!)。

民宿には民宿のよさがあり、特に八重山の民宿は島の人たちの気質のせいか、宿の人とお客さんとのコミュニケーションも多く、まるで自分のおばあちゃんの家に遊びに来たような気分にさせてくれる宿も少なくありません。その居心地のよさからリピーターとなる人も多いです。


八重山の“ゆんたく”について

また他の記事でも書きましたが、八重山の宿に泊まるのに忘れてはならないのが“ゆんたく”です。“ゆんたく”とは八重山地方のことばでおしゃべりすること。何もお酒の場に限ったことを意味するわけではないのですが、“宿のゆんたく”といえば、夜宿泊客や宿の人たちが一緒に飲むことを指すのが普通。この“ゆんたく”がかなり宿の印象を決めることも多いようですね。

“ゆんたく”は強制ではなく、あくまでも旅人同士のコミュニケーションの場。旅の有益情報を交換したり、宿の人から島の話しを聞いたり、三線を聞かせてもらったり、と八重山の旅をより思い出深いものにしてくれるもの。もちろん、お酒の場なのでお酒を飲まない人にはあまり嬉しいシステムではないのかもしれません。気が乗らなければ無理に参加する必要はないので、もしもお誘いを受けても「疲れているので休みます」などと言ってお断りすればよいと思います。

ただ中には常連さんと呼ばれる宿の常連客が“ゆんたく”を取り仕切り、常連客だけで盛り上がったりするような人たちもいるようです。そんな“ゆんたく”に当たってしまうと、正直はじめての人は居心地が悪い思いをしてしまいますよね。常連客が多い宿でも親切に観光情報を教えてくれたり、“ゆんたく”のときも宿泊客が寛げるよう気を使ってくれたりと、とても気持ちのよい常連さんたちの方が圧倒的に多いと思うので、あくまでも一部の常連さんの問題だと思いますが。

言ってしまえば、常連さんの多い宿でもそのときの面子によって雰囲気が大きく変わるということでしょうか。また楽しい“ゆんたく”なのかそうでないのかは、受け取る側の人によって印象も大きく変わると思うので。

ようは“ゆんたく”に限らず、家族経営の民宿ではホテルのような一定のサービス&ホスピタリティをコンスタントに提供するのは難しいことだし、オーナーやスタッフ側とお客さんとの相性もあると思うので、あまり神経質にならずに、自分の好みにあった宿に当たればラッキーというスタンスぐらいのほうがいいと思いますよ。

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