リユースバインダー(トレードワークス)
シンプルな板で作られたクリップボード |
ここからは、文具エリアで見つけたユニークなものをご紹介していこう。
これは、いわゆるクリップボード。普通のと違うのは、素朴な木の板で作られているところ。
ボードもシンプルな板なら、クリップも同じような板をのせ、ゴムバンドでクルリと巻いてとめただけの簡単な作り。
ゴムの反発力を活かしたクリップ |
このクリップを手でグイと広げてみたが、なかなかの反発力。一般のクリップボードと違い広い面でとめる仕組みになっている。
ゴムはずれないよう溝がある |
ただ、これだけではいまいちクリップ力に不安があるので、その対策として下に斜めにゴムバンドで固定できるようになっている。
左下にもゴムバンドを備え、紙をガッチリとホールド |
商品名の「リユース」はミスコピーなど不要になった A 4のコピー用紙を使うことによる。
ミスコピーをちょっとかっこよく使えるアイテムだ。
「フォルテ ファスナー」(セキスイ)
新しい感覚のファスナー |
今回の文具コーナーの中で、個人的に最も印象に残ったアイテムがこれ。
これは、パンチで2穴を開けた書類を綴じておくためのファスナー。これまでのものはメタル製だったが、これはプラスチック製というところがちょっと新しい。
ポリオレフィンという樹脂を使っているため、これがクニャクニャとしていて簡単に折り曲げられる。
しかも、普通のプラスチックだと、こうして折り曲げると、その折目が白くなって何度もこれをやっていると、いずれ切れてしまうことがある。これはそんな心配はなく、クニャクニャと何度も折り曲げられる。それでいて、折り曲げた状態でしっかりと固定できる。
この特殊なプラスチックは、折り曲げてもそのままの形で保持できる |
「グッドデザイン」というよりも、むしろこれは、「グッドファンクション(機能)」という感じである。
電卓 X Mark I(キヤノンエレクトロニック ビジネスマシーン HK)
フラットさ、大きなボタンが特徴の電卓 |
電卓はその構成要素が大方決まっている。それは、「数字のボタン」そして、「液晶の画面」。それゆえ、どれも似たり寄ったりというデザインが多い。
これも一見すると普通の電卓のように見える。しかし、どことなく違う雰囲気が感じられる。それはボタンがボディの外側いっぱいっぱいまで張り出したデザインのためかもしれない。一つ一つのボタンには指が添えやすいように、わずか凹んでいる。押し心地もなかなかのものだった。
凹んだボタンは、確かに押しやすい |