時短生活/時短家事のポイント

時短実現の環境づくり

個人が努力をしてコツを身につけ、スキルを伸ばす方法だけで時短を実現させようと考えても限界があります。まず作業環境を整えて、個人のスキルにかかわらず作業が合理化する「仕組み」を作りましょう。

ももせ いづみ

執筆者:ももせ いづみ

時短生活ガイド

「時短」を実現しようと考えるとき、人は「コツや工夫」を探そうとします。自分が合理的なスキルを身につけることで、作業のスピードが速くなり、工程が楽になると考えてしまいがちなのです。

しかし、個人が努力をしてコツを身につけ、スキルを伸ばす方法だけで時短を実現させようと考えても限界があります。まず最初に手をつけなくてはいけないのは、作業環境を整えて、個人のスキルにかかわらず作業が合理化する「仕組み」を作ること。これはとても大切です。

時短環境は道具と動線で作る!

時短環境は道具と動線で作る!
時短環境は道具と動線で作る!
たとえば自動車工場では、作業の効率を上げるためのさまざまな工夫が行われています。部品と道具の配置と作業動線によって、作業をする人の動きは変わり、たとえそれがほんの少しの変化だとしても、積み重ねによって結果には大きな差が出てきます。

家事も発想はまったく同じです。まずは家庭の中の道具配置と動線を見直して、効率の良い作業環境を作るところからはじめましょう。

道具配置と道具選びの三原則

最初に手をつけたいのが掃除道具です。掃除道具はどうしても「見せたくない汚れた道具」となりがちなため、しまいこまれてしまいがちです。この道具たちを、以下の三原則で配置しなおしてみましょう

■道具配置の三原則
  1. 平行移動で手に取れる
  2. よく汚れる場所、よく使う場所から5歩以内で手に取れる
  3. 2プロセス以内で手に取れる

「やればトクする! ビジネス発想家事」ももせいづみ著 六耀社刊より抜粋
「やればトクする! ビジネス発想家事」ももせいづみ著 六耀社刊より抜粋


道具を変えれば行程が変わる

上記のように道具の配置を変えると、おのずとそこに置く道具の選び方が変わってきます。出しっぱなしにしてすぐ道具を手に取れる環境を作りたいなら、以下の三原則に沿って道具を選ぶという目を持つことが大事です。

■時短家事の道具選びの三原則
  1. 片手で使えて
  2. 手が汚れず
  3. 出しっぱなしにできるデザイン

ひとつひとつの作業のコツや工夫を断片的に集めるだけでは、根本的な解決にはつながりません。時短実現の一歩は、作業環境の見直しから。具体的な道具と配置方法などについては、「時短ノウハウ」を参照してくださいね!
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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