手縫いの基礎の基礎を知って、もっと裁縫上手に

糸の通し方画像中央
画像右側の手前2つの黒い皮の物はリング型の指ぬきで、一般的な短い針用(左側)と、お皿のような物が付いた長い針用(右側)。その後ろの、お花の刺繍がある2つは、韓国の指ぬき「コルム」。他の陶器や木で出来た指ぬきは、ヨーロッパ各地のお土産用(おもに観賞用です)の指ぬき

糸がスムーズに針穴に通ると、気持ち良く作業が開始できますね! 今回は、糸を針穴に通すコツをはじめ、針の持ち方、指ぬきの使い方、糸の1本取りと2本取りなど、裁縫の基礎の基礎を解説します。

針に糸を通してみましょう!

糸の通し方1
糸先を斜めにカットするだけで、針穴への通りがグッとスムーズ
糸の先をはさみ(できれば糸切りばさみ)で斜めにカットして、糸先をとがらせます。糸先を針穴にまっすぐ通します。一度で通らなかった場合、何度も繰り返していると、糸先がばらけてさらに通しにくくなるので、もう一度糸先をカットします。糸の長さの目安は60cm程。長すぎても、短すぎても縫いにくいです。

糸を通す便利なグッズも

糸が針穴に通らない……ストレスになるようなら、便利なグッズを利用してみても

糸が針穴に通らない……ストレスになるなら、便利なグッズを利用してみても

糸先を斜めにカットしても、やっぱり糸を針穴に通すのは苦手という方や、頻繁に糸を針穴に通す必要がある方は、糸通しグッズを利用してみても。画像は「スレダー」と呼ばれる糸通し。他にも卓上タイプの「デスクスレダー」や「刺繍専用スレダー」など、いろんなタイプの糸通しがあります。それぞれ使い心地が違うので、必要に応じて、自分が使いやすいタイプを選んでください。


糸の1本取り、2本取りって?

1本取り
画像の上側が「2本取り」、下側が「1本取り」
糸を針穴に1本通し、その片方を玉結びにし、1本の糸で縫う事を「1本取り」と言います。「2本取り」は手縫いの場合、1本の糸を針穴に通し、その2つの両端を合わせて玉結びにします(ちょうど1本の糸が、輪になったような感じです)。また刺繍の場合の「2本取り」は、針穴に2本の刺繍糸を通し、片方だけに2本の糸を合わせて玉結びするのが一般的です。


指ぬきをはめれば、指に負担をかけずに針を押せます

指ぬき1
針を持つ手の中指にはめるリング型の指ぬき。素材は皮製以外にも、金属製の物などがあります
指ぬき(シンブル)は布を縫う際に、針を持つ手の中指にはめて針の背を押したり、また布を持つ手の中指にはめて針を受けたりします。ここでは、針を持つ手の中指にはめる、リング型の指ぬきの使い方を説明します。指ぬきは、形も素材もさまざまですので、自分の指に合った使いやすい物を選んでくださいね。

指ぬき2
針は親指と人さし指で持ちます
■一般的なリング型指ぬきの使い方
まず利き手の親指と人さし指で、針を持ちます。針を持つ手の中指の第一関節と第二関節の間に指ぬきをはめます。針を指ぬきにあてながら、針を押すように縫っていきます。

画像は皮製ですが、金属製もあります。皮製は指にフィットしやすいですが穴があきやすく、金属製は耐久性もあり厚めの布地でも押しやすいですが、指にフィットしにくかったり……それぞれに若干使い心地が違います。好みはそれぞれだと思いますが、サイズが合わないと使いづらいので、きちんと自分の指のサイズにあった物を選んでくださいね。


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