より最適な道具を使って、手縫いをさらに快適に

手縫い道具画像中央
基本の道具は、針、糸、はさみ、ピンクッション。お手持ちの道具を利用しながら、少しずつ、色んな道具をそろえていくといいでしょう

裁縫初心者の方のために、まずは手縫いに必要な道具について紹介します。手縫いは、針と糸があればすぐに始められるので、お手持ちの裁縫道具でも充分出来ますが、より最適な道具を選べば、さらに作業がはかどります。これから道具をそろえる方はもちろん、買い足していく時のご参考にも!

生地や糸など、目的にあわせて針を選ぶ

手縫い道具針1
色々な種類の縫い針がセットになった物もあるので、初心者の方には便利かも
手縫い針やミシン針、革地用の針、ビーズ針など、さまざまな針があります。それぞれの針は、太さや長さ、針先の形状、針穴の大きさなどが違います。まずは、手縫い用の針の中から、生地の厚みに合った針を選ぶようにします。

手縫い針は原則的に、数字が小さくなるほど太くなります。薄い布には細い針、厚い布には太い針が基本。また針の長さは、粗い目で縫う時は長い針、密に縫う時は短い針がおすすめです。縫い針以外にも、マチ針も準備してくださいね。


実際に針の違いを見てみましょう

画像上は「洋裁(洋服)用の針」、真ん中は「和裁用の針」、下は「刺繍針」

画像上は「洋裁(洋服)用の針」、真ん中は「和裁用の針」、下は「刺繍針」

和針の方が、洋針に比べて針先が繊細です。また、洋服用の針と、和針では規格も違います。洋針は、12号から1号へ数字が小さくなるほど太く長くなります。和針は、四ノ五、四ノ三……などと表し、最初の数字は針の太さを、後の数字は針の長さを表しています。ちなみに「三」は木綿用、「四」は絹用。針穴も、それぞれの針で違っており、特に刺しゅう針の穴は、他の縫い針よりも細長いのが特徴です。


手縫い用の糸を生地の色に合わせて選びましょう

手縫い道具糸
画像上の黄色い糸は「しつけ糸」。左の赤い糸は「キルト糸」。他は「手縫い糸」。キルト糸のように、手縫いでもミシン縫いでも使える糸もあります
糸がからまって縫いにくい……そんな経験はありませんか? まず、手縫いには、手縫い用の糸を用います。手縫い糸とミシン糸では、原則的に糸の"より"の方向が違うので、ミシン糸で手縫いをすると、糸がからまりやすくなります。

さらに手縫い糸といっても、素材は色々ですが、初心者の方なら丈夫なポリエステル糸がおすすめ。糸の太さは、厚めの生地や強度が必要な場合(ボタン付けなど)には太めの糸、薄めの生地には細めの糸が一般的です。

また糸の太さの表し方の一つに「番手」があります(正式には、太さではなく重さに対しての長さになりますが)。通常、番手数が大きくなるほど糸は細くなります。ちなみにガイドは普通の布を縫う場合、50番や60番を利用しています。


針を安全に効率良く使うために、ピンクッション

手縫い道具針山
お裁縫に慣れてきたら、いろんな種類のピンクッションを手作りしても
ピンクッション(針さし、針山とも言います)に針を刺しておくと、針がすぐに使えて便利です。安全のためにも、使う前と使った後に、針の本数を確認しておくといいでしょう。作業を安全に効率良くさせるだけでなく、針をさびにくくする詰め物(羊毛やコーヒー豆の出し殻を乾燥させた物など)を用いたピンクッションもあります。比較的簡単に作れるので、手作りしてみてもいいですね。


さらに本格的にそろえるなら、はさみ類も

手縫い道具はさみ
画像右側は布を切る「裁ちばさみ」。右から二番目は「糸きりばさみ」。右から三番目は「刺繍はさみ」。一番左は「リッパー」
お手持ちのはさみでも、糸や布は切れますが、より本格的にお裁縫をするなら、専用のはさみをそろえると作業がよりスムーズ。裁ちばさみは布専用なので、型紙など布以外の物は切らないように使い分けてくださいね。リッパーは、はさみではありませんが、縫い目の糸を切るための道具で、縫い目をほどいて縫い直したい時などに用います。手縫いの間は特に必要ないと思いますが、ミシンをはじめると、あると便利です。

他にも、指ぬきやチャコペン、方眼定規など、あると便利な道具はさまざまですが、必要に応じてそろえていけばいいでしょう。道具をしまう「裁縫箱」も、道具の出し入れがスムーズに出来れば十分なので、家にある空き缶や空き瓶などを工夫してみても。ガイドは裁縫箱も利用していますが、普段ちょこっと手縫いをする道具は、それとは別の、お気に入りの紅茶の空き缶に入れています。使いたい時に、すぐに使えるようにまとめておくことが大切です。

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