ニンジンは夏まきがおすすめ

ニンジン
セリ科のニンジンは葉が美しいことも魅力
ニンジンは「直根類」といって、根がまっすぐに伸びる性質のものなので、苗を作って移植しようとしてもうまくいきません。種を畑へ直まきするところから栽培がはじまります。3月下旬~5月にまく「春まき」と、7月~8月にまく「夏まき」の2通りの方法がありますが、こちらも秋にかけての徐々に涼しくなってくる季節の方が害虫被害に遭いづらいので、「夏まき」がおすすめです。

ニンジンは発芽しにくい作物のひとつで、発芽するまでの間は土が乾燥しないよう、しかし、適度に日光が当たるよう細心の注意が必要です。そのため、初心者の方にはちょっと難しいかもしれませんが、夏まきで作ったニンジンは収穫時期の気温が低いので、あわてて収穫せずに畑に置いておいてもよいというメリットもあります。使いたいときに採りにいけばよいという、家庭菜園ならではの楽しみ方ができるのが魅力です。

ところで、ニンジンの英名「carrot」って、人間の体内でビタミンAに変わるカロテン「carotene」の語源になっていたということ、ご存知でしたか?昔から、とても多くのカロテンが含まれているということが知られていたのですね。

ニンジンには大きく分けて、紅色が鮮やかな本紅金時のように細長いのが特徴の東洋種と、一般的によく見かけるオレンジ色に近い西洋種の2系統があります。西洋種のほうが多くの土壌環境に適応しやすいため作りやすいということで、世界各地に広まりました。また、東洋種は長くて掘り上げが大変という面からも、西洋種の系統の品種を選ばれることをおすすめします。

コンパニオンプランツはタマネギ

キャベツをはじめとするアブラナ科の植物とニンジン、どちらとも相性の良い作物にエンドウ・インゲン・タマネギがあります。たとえば、ニンジンとエンドウを隣どうしに植えると、互いに生育が良くなるという効果が認められています。この3種の中で生育期間が合うのが、9月頃から種まきをはじめるタマネギ。ブロッコリー、カリフラワー、ニンジンの間にタマネギを植えることで、どれも生育が良くなって一石三鳥! の効果が期待できるというわけです。


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