ワンルームで8万円以上、高額物件なら数十万円以上も

白金のマンション
外苑西通り沿いでは新築は希少。通りから少し入ると古い、でも管理の行き届いたマンションが
まずは賃貸を見て行きましょう。港区内、表参道や六本木などからすると比較的手ごろですが、それでもワンルームで予算は最低8万円以上。ただし、あまり数はありません。探しやすいのは10万円からで、10数万円あれば、いわゆるデザイナーズマンションなども探せます。

カップル向きの1LDK、2DK、2LDKなら15万円以上が目安。リビングの広い物件が多く、インテリアに凝った暮らしが楽しめます。さらに広い間取りになると、後は予算次第。数十万円以上の物件も少なくありません。


古い街並み
白金台6丁目、白金5丁目、同3丁目など古い木造住宅やアパートが多く残っている地域も
全体としてはマンションが中心でアパートは希少。渋谷川沿いなどには古い街並みが残っており、アパートもあるのですが、なかなか市場には出てきません。ずっと住んでいる人が多く、人気があるエリアのため、決まるのが早いというのがその理由です。また、アパートでは単身者向きの間取りがほとんどです。


新築マンションは5000万円以上、中古価格も上昇している

白金の高級マンション
築年数に関わらず、この地域に建てられる分譲マンションは仕様などハイグレードなタイプが多い
地下鉄開通後、マンション建設が進んでいますが、場所、仕様によっては60m2前後でも5000万円以上する物件もあり、お手ごろとはいいにくいところ。シングル向けのコンパクトマンションでも4000万円程度は見ておいたほうがいいようです。


【中古マンション相場は年々上昇している】
駅名 現状価格 1年前の価格 2年前の価格
白金高輪 293万円 274万円 257万円
白金台 221万円 218万円 217万円
※東京カンテイ調べ。現状価格は2004年4月~6月
※駅からの距離などには特段の制限はない


イメージが良く、加えて、利便性は年々向上している地域ですから、中古マンションの価格も高い水準にあります。東京カンテイのデータによると、白金台の現状価格は3.32は293万円ですが、これより高いのは表参道299万円、広尾311万円、代官山326万円だけ。いかに高水準か、お分かりいただけるでしょう。現在、市場に出ている物件でも、70m2前後で4000万円以上、中には6000万円近い例もあるほどです。

一戸建て、土地となると、数はごく少なく、1億円以上が一般的。ごくたまに、50m2前後、3階建ての一戸建てもあるようですが、それでも5000万円以下の例はほとんどありません。

1丁目の再開発、工場地帯が変わる。その影響に期待が……

白金再開発エリア
再開発地域。中央がタワーの住居棟。商業施設なども作られ、便利さは一気にアップする
さて、この地域の将来を変えつつあるのが、白金1丁目、白金高輪駅のすぐ前で行われている再開発です。すでに、オフィス棟などは完成していますし、住居棟も建設が急ピッチで進み、公園や児童遊園なども姿を現しつつあります。この再開発自体は今年度完成予定ですが、期待はその後。駅前が整備され、商店などが揃って便利になることで、周辺でも住宅供給が増えるはずだからです。

実際、ここのところ、白金高輪駅周辺では新築賃貸物件が増加。再開発地域周辺を歩くと、その多さにびっくりするほどです。この地域は元々、小さな町工場が密集しており、今もまだまだ、そうした街区が残されています。いずれはそうした地域が生まれ変わっていくことを考えると、今後への期待も高まるというものです。

【シリーズバックナンバー】
Vol.1「ハイソで国際的な下町『広尾』」
Vol.2「中央線文化漂う住宅街『荻窪』」
Vol.3「千葉県有数のお屋敷街『市川』」
Vol.4「粋と新しい便利さの街『神楽坂』」
Vol.5「元気、でも静かな街『学芸大学』」
Vol.6「情報感度高い大人の街『表参道』」
Vol.7「人に自然に優しい街『自由ヶ丘』」
Vol.8「季節感と情緒、グルメの街『浅草』」
Vol.9「自然、雑踏と文化の街『吉祥寺』」
Vol.10「緑溢れる水辺の都会『二子玉川』」

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