コンサルタントで働く/コンサルタントの仕事

CDI - 石井代表が学生を見極める視点(3ページ目)

コーポレイトディレクション代表取締役の石井光太郎氏インタビュー2回目。転職志望者、学生に向けて、コンサルの仕事で誤解をしやすいところ、求める資質などについてお話を伺いました。

執筆者:大石 哲之

面接においても、どこのコンサルファームがどうで、ファームの強みが何でという話は、正直あまり好きではありません。確かに、入社するのに不安な点はありますよね。CDIはこれこれこういう方法でクライアントを獲得しています・・といったことは、聞かれれば答えますけれども、それを聞いて安心という人は、資質としてコンサルタントには向いていないのではないでしょうか。

CDIというファームは普通に就職する感覚で来る会社じゃないと思います。
中途採用でコンサルに転職するという方に対しても、普通に転職する会社ではありません。極端な話、銀行員から芸人に転身するのと同じ覚悟で来て下さいと言っています(笑)。

コンサルタントは仕事ではなく、生き方だと思っています。
コンサルタントとして決められた仕事は何もなく、コンサルタントとして生きる中で自分が「これだ」と思ったことに打ち込む。そんな中で自分なりのコンサルタント像が見えたり、見えなかったりする。芸人といっしょだと思います。「これをやればいい芸人」というものがあるわけではなく、芸人としての生き方があり、「どうすればいい芸人になれるか」自分なりに模索する中で、初めて芸人は芸人足りえる。日々、生きていく中で、芸のネタやヒントを無意識に探している。・・・コンサルタントもそういった職業の一種です。
ですから、一番の資質は、やりたいと思ったら、わけの分からないものにでも入っていける気持ちや覚悟を持っていることですね。そうした覚悟がないと頑張りきれないというのもあります。
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