コンサルタントで働く/コンサルタントの仕事

生保から「経営者の右腕」へ(3ページ目)

ハンズオン型のコンサルティングを展開するマクシスコンサルティング。保木MGRが語るハンズオンスタイルのコンサルティングとは?

執筆者:大石 哲之


通常のコンサルタントというと資料を作って、そこに書かれたものを緻密に遂行していくイメージがありますが、我々はそういった部分には拘泥しないで、あくまで実行を重視していく形をとっています。

もう少し具体的にお話しますと、ある事業者の、(社長の直下として)経営企画室に参画して経営に半年、1年単位でハンズオンのサポートを行っていきます。その会社の必要とすることは何でもこちらが主体的に実行していく感じですね(当然クライアントの了解を取りながらですが)。弊社ではそれを「マネージド・サービス」と呼んでいます。

マネージド・サービスでは実行・定着化が中心となりますので、当然仕事のスピードの速さだとか、業務を平行して行う、いわゆるマルチタスクのスキルが要求されてきます。ただ、成果に対する明確な定義が無い状態で顧客満足の追求をしなければならないのが難しいポイントです。

実際、ハンズオンのスタイルでやっていると、その会社の方と意見の相違が生まれることも多々ありますね。そうした部分の解決は、基本的にはコミュニケーションの量で図れると思います。

クライアントの側にコンサルタントが座っているにもかかわらず情報共有が図れていない場合がしばしばありますが、ハンズオンではそういう部分をいかに埋めるかがカギとなってきます。そうした時にはよく自分を客観的に見つめて、自己反省を繰り返すようにしています。
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