--具体的にどういったものをそこから得ているのですか?
具体的に、ですか。なかなか難しいですね。
あえて申し上げるとすれば、コンサルタントの立場でありながら実業において最適な【あるべき論】を模索し具現化する経験ができること、でしょうか。
多くのコンサルタントは上質の【あるべき論】を構築できますが、実ビジネスの場においてその【あるべき論】を実践できる人は少ないのではないかと思っています。
この点において、純粋にコンサルタントとしてのキャリアを積まれる方とは違って、経営者および起業を志向される方にとっては、当社でのコンサルティング経験は魅力的な機会になると思います。
--起業のときのやりがいとコンサルティングのときのやりがいは違う?
基本的には一緒だと思いますよ。
起業とコンサルティングでは立場が違うだけで、自分が関わるビジネスの収益が上がる、あるいはクライアントやステークホルダーから認めてもらえばうれしいし、失敗すればくやしい。仕事のやりがいって、それくらい単純なものだと思います。
私の場合、本心をいうと、もっと限界までダイナミックで面白いビジネスがしたい。その思いを実現することがやりがいにつながっているわけです。
だから今は、自分一人でひとつのビジネスに集中するよりも、得られるものが多い仲間たちと一緒に日々自己鍛錬を積み上げながら新しいビジネスに挑戦することの方を選択しているのだと思います。