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公私のけじめつけるのは基本!区別をしっかりしよう

公私のけじめを大切にするのは基本!区別、ちゃんとつけていますか? ボールペン、トイレットペーパーなど、会社の備品を自宅に持ち帰っているなんていう人はいませんか? また、通勤途中の会話にも気をつけなくてはいけないことがあるのです。

美月 あきこ

執筆者:美月 あきこ

ビジネスマナーガイド

公私のけじめを大切にするのは基本

公私のけじめを大切にするのは基本

「会社の備品を持ち帰る」、「会社のパソコンで週末のデートで行くレストラン探し」をする。なんていうこと、あなたはしていませんか? 「え、だめなの?」と思った人は、要注意です。今回は、社会人としての自覚をあらためて認識するためにも、「公私のけじめ」について、ご紹介します。
 
<目次>
  

公私のけじめを大切にするのは基本!会社のもの=自分のものではない

オフィスにあるボールペンやトイレットペーパーを持ち帰る
ボールペンなど「これくらい、いいよね」と文房具を持って帰ってしまう人は、結構いるようですが、会社の備品であることを忘れずに。トイレットペーパーも同じです。

インターネットで、今夜行くレストランを検索する
これから出かける取引先への行き方を調べたりするなど、業務に関係することでの使用なら構いませんが、仕事とは関係ないインターネットサイトを見たり、遊びに行く場所やレストランなどの検索などは、もってのほかです。お昼休みだからと、話題のドラマのチェックも、もちろんだめですよ。

会社のパソコンや電話で、恋人や友人に連絡を取る
仕事中に、会社のパソコンから彼氏や友人とメール交換をしていませんか。また自分の家や携帯からかけると料金が高いからと、会社の電話を使って実家に電話をするのも、もちろんNGです。

雑誌の記事を会社のコピー機でコピーする
「家にコピー機がないから」なんて、理由になりません。コピー用紙もトナー代も電気代も全て会社の経費でまなかっているものです。私用で使うのはやめましょう。どうしてもコピーが必要ならコンビニなどで、きちんと自分でお金を払って。

会社の経費で、友人に飲食をごちそうする
いくら領収書が使えるからといっても、同僚や友人とのプライベートな飲食を会社の経費につけるのは、いいところを見せたいのはわかりますが、NGです。
 

オフィシャルな場では、きちんと線引き

自分の仕事が片付いたら、周りの人に「何かお手伝いすることはありますか?」と聞くのがマナーです。

自分の仕事が片付いたら、周りの人に「何かお手伝いすることはありますか?」と聞くのがマナーです。

取引先の社員に元同級生が勤務。ニックネームで呼んでいる
同僚や後輩を「ちゃん」付けで呼んだり、ニックネームで呼ぶのは、聞いていてあまり心地の良いものではありません。ただ、職場独自の風土がありますから、先輩や上司のやり方に合わせるようにしましょう。

同僚が上司に。でも、いきなり役職で呼ぶのはなんだか水くさい
今までいくら親しかったからといっても、オフィシャルな場ではもちろん役職名で呼ぶのが正しいマナー。でもこれも、社によっては、役職のついた人にも苗字に「さん」をつけて呼ぶところもありますので、会社のルールにあわせてください。後輩が上司になることもありますが、そんな場合もきちんと役職名で呼びます。

昼間は、自宅にいないので、通販の受け取りは会社宛
会社によっては、女子社員のほとんどがそうしているというところがあったり、通信販売会社も会社で受け取るのを前提にしたサービスなどを用意してきていますが、公私のけじめがついていない典型例です。あらかじめ受け取り日時を指定するなどして、自宅で受け取りましょう。

勤務時間内だけどスキルアップのために、暇だから勉強する
いくら仕事に役立てるためとはいえ、就業時間中は、業務に専念することが義務。勉強するなら昼休みや朝早く来てするなど、業務時間外にするようにしましょう。

次に、自分では気付かない間に、会社の大切な情報を外部に漏らしてしまっているかもしれないケースを、ご紹介します。
 

知らない間に、情報をばらまいていない?

席を離れる時は、机の上に書類を出したままにせず、裏返すか引き出しの中に入れます。

席を離れる時は、机の上に書類を出したままにせず、裏返すか引き出しの中に入れます。

机の上に書類を置きっぱなしにしない
同じ会社の人とはいえ、他の部署の人には知られてはいけない内容の書類もあります。お昼休みや帰宅の際、机の上に置きっぱなしにしたりしないように。トイレやちょっとお茶を淹れに行く間でも、引き出しに入れたり、せめて裏返すなどして、他の人の目に触れないための配慮をしてください。訪問者があなたの机の横を通り過ぎた際に、目にふれてしまえば、社外に漏れる可能性もあります。

会社の外で、勤務先や取引先などの具体的な社名を入れて話さない
通勤途中の乗り物の中、エレベーターの中や廊下など、同僚や知り合いとの会話の中で会社での話がつい出てしまうのは仕方のないことですが、その際に「○○会社の△△さんって」などと、具体的な社名や名前を会話の中で話さないように注意しましょう。不特定多数の人がいる場所では、会社に関する話題はなるべく避けるようにします。特に社外にまだ発表していない事業の話や、人の給与の話など、社内の立ち話と同じ感覚で話していることが、重要な社外秘だったということも考えられます。また、特に気をつけたいのが、携帯電話です。仕事の話を普通にしているだけでも、重要な情報が漏れてしまう可能性があります。
 
電車の中でノートパソコンを広げている人を、よく見かけますが、周囲の人がのぞいているかもしれない危険性を十分に認識しておきましょう。

電車の中でノートパソコンを広げている人を、よく見かけますが、周囲の人がのぞいているかもしれない危険性を十分に認識しておきましょう。

電車の中でパソコンを使って仕事をしない
最近は、都内の地下鉄の駅でも、無線LANがひかれ、忙しく仕事をする人には便利な環境が整ってきたようです。でも、電車の中やホームのベンチなどで、パソコンを開いて仕事用のメールの内容を誰かに覗き見られてしまうと、それだけで情報漏えいになってしまいます。また、パソコンをそのまま車内に置き忘れてきたという人も時々いるようですから、十分に注意してくださいね。

ブログに会社であったことを具体的に書かない
最近、会社の内情をブログに書き、懲戒の対象なるという事例がいくつかありますね。書いている本人は、気軽に書いているのかもしれませんが、中に重要な社外秘情報が含まれていることもあります。今、ブログを書く人はとても多いと思いますが、内容には十分に気をつけて。

以上、今回は、やってはいけないNGな例をご紹介しました。会社の備品をこっそり持ち帰るなど、本人は何の気なしにしていることでも、「罪」にあたること、また情報漏えいに関しては、会社に多大な損害を与えたり、信用を失墜させてしまう事態に陥ることも考えられますので、社内・社外いずれにおいても、気をつけてくださいね。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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