美食の街、リヨンから
9月9日から始まったフードフランスはかなりのオススメだ。リヨンの伝統料理を引っさげて、初めて日本にやってきたのがその名もずばり、「ル・ビストロ・ド・リヨン」。フランスのメジャーテレビ局の取材陣を引きつれ、リヨンの名店で腕を振るうフランス人シェフ、イヴ・バゼ氏が繰り出す揺るぎないフランスの伝統美食の数々。初日のランチにもかかわらず、美食家団体が席を埋め尽くし、さながらリヨンのビストロが東京にやってきたかのような雰囲気を醸し出す。周辺はリヨンらしいオーセンティックなビストロが軒を連ねる |
今年のフードフランスはフランス各地の人気「ビストロ」のシェフを招聘し、気軽な値段でフランスの食の今を伝える6日間のイベントだ。(9月9日~9月14日)
レラス席で短い夏を満喫するのがフランス流 |
食の都とも言われるリヨンにあるル・ビストロ・ド・リヨンは写真の通り、古き時代からの雰囲気をそのまま現在に伝えている。
作ろうと思っても作れるインテリアではない |
7月に初めて訪れた時の料理はどれも印象的だ。川魚のテリーヌ、ざらリとした夏のガスパチョ、ボリュームたっぷりのタルタル、鶏の蒸し焼きにたっぷりと添えられたシャンピニオン。季節柄濃厚さよりもすっきりとした爽やかなソースが添ええられ、食べ飽きることのない料理が次から次へと繰り出される。
蒸した鶏肉とトマトのソース |
9時でも明るい短い夏を満喫しようとテラス席から埋まるが、がらがらだったダイニングも10時にもなればディナーを楽しむゲストであっという間に満席だ。
見た目ではわからないフランスの伝統料理。皿の上のボリュームに愕然としつつ、いざボージョレワインと共にすいすいと食べ進むのだから不思議だ。
ヌガーグラッセは格別の味わいだ |
さて、ル・ビストロ・ド・リヨンが初めて東京で繰り出す料理を見てみよう。