さてクイズ。「太子田」「御供田」はそれぞれ何と読むでしょうか? 難読地名ですね。答えは「タシデン」「ゴクデン」。どちらもJR片町線「住道」駅周辺の住所名です。何? 「住道」は何て読むかですって? そのような方は、以下の記事をご一読下さいませ。
JR「京橋」駅まで13分、都心への鉄道アクセスに優れる
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(上)市内移動にはコミュニティバス。ちょっと派手(下)市名は特に難読と思わないが……。落書きはダメだよ! |
「住道(すみのどう)」駅は、JR大阪環状線「京橋」駅を起点とするJR片町線の駅。京橋から、東大阪市をぬけて大東市に入って初めの駅です。JR「京橋」駅までは快速で13分、普通でも15分しかかからず、通勤時間を考えると大阪市内の地下鉄沿線の駅と遜色ありません。また、終電時刻も結構遅く、JR「京橋」駅からの最終電車は00:39。大阪市営地下鉄御堂筋線の「梅田」駅発天王寺方面行の最終が「なかもず」駅行きの 00:08 であることをみてもJR線の強みが発揮されてます。ちなみに、00:39 というのはJR「京橋」駅発の時間としてはJR「天王寺」駅行きの最終電車(00:36)よりも遅い時刻です(ダイヤは2008年4月現在)。
ところで、大東市ってどこにあるのでしょう? 地図で見ると東大阪市に乗っかっているような位置で、大阪市(鶴見区)とは隣接関係。なので、電車では東大阪市を経由しますが、車では鶴見通を通ると直接大阪市から入れます。ただ、市内への移動は電車が便利。外環状線・内環状線・阪奈道路が程近い交通要所が故に、幹線道路の渋滞が気になります。ちなみにアートコーポレーションの本社は「住道」駅が最寄りとなります。
未開発エリア多く、懐かしい景色も残る
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(上)東を向けば生駒山系が見える。意外と山に近い(下)駅の北側は寝屋川を越える橋が駅舎の2階に直結 |
駅を降り立っての印象は、「人工的な感じが薄い街」。どこか懐かしい香りを持つ街です。東側に視線をやると、直線距離にして3kmそこそこしか離れていない生駒山系が望めます。大阪市内からでも生駒は見えますが、ここに来ると「すぐそこにある」という感覚です。そんなに山が近いのに土地がフラットなのは魅力です。また、駅のすぐそばには、線路に沿うように川が流れています。駅の北側に「住道駅前大橋」という橋が掛かっており、橋の南詰が駅前広場になっていて「住道」駅2階部分に直結しています。その橋のあたりで北から流れてくる寝屋川に東から流れてくる恩地川が合流。JR線と寝屋川が共に、京橋を目指して進んできます。残念ながら河川敷に入って遊べる様な川ではないのですが、駅に着いた時に、水面と山頂が望めると、ちょっと気持も和みます。
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これが自転車だけで3800台も駐輪できる駐輪場入口 |
駅の北側に
巨大な駐輪場があります。かなり、でかいです。この周辺の特徴に「自転車利用者が多い」というのがあげられます。この周辺はJR片町線以外の鉄道路線がありません。さらに、JR「住道」駅は前後の駅間距離が長く、各々が2kmオーバー。これは片町線のうち、大阪市~寝屋川市のエリアでは最長です。JR大阪環状線の駅間距離の平均が1.1km強しかないことと比較しても、いかに一駅の受け持ちエリアが広いかがうかがえます。
商業施設は大規模が複数あって便利
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(上)駅の南西にあるイズミヤ(下)駅の北側の大きな一角を占めるポップタウン |
商業施設は、それなりな規模のものが複数あり。まず駅ビルにあるのが
「ギャレ住道」。JR「大阪」駅にある、あの「ギャレ大阪」と同じJR西日本グループの経営ですが。、こちらは食品スーパーと飲食が中心。駅北側隣接ビルにはいわゆる専門店街である
「大東サンメイツ」。徒歩5分圏内には「ポップタウン住道」と
「イズミヤ」。「ポップタウン住道」は複数棟にまたがるおおきな施設で「ポップタウン住道オペラパーク」には「ダイエーグルメシティ住道店」がはいっており、2010年には
「京阪百貨店」が出店予定。また2Km離れますが、駅の南側、東大阪との市境には「マックスバリュ」がキーテナントとなる
「ロックタウン東大阪」が今月オープン。駅の東側には商店街もあります。さすが3,800台の駐輪場を作っても、まだまだ駅周辺に自転車があふれている街です。お店の数も半端じゃない。
お店の数と自転車の数にいささか圧倒されながらも、街並みも見てまいりました。
次ページでは周辺環境を紹介します。