今回紹介する阪急「淡路」駅は大阪市北東部に位置する東淀川区に属します。東淀川区の人口は18万人弱。大阪市24区の内、平野区に次いで多く、人口密度の高い庶民の街です。阪急「淡路」駅周辺も、低層の民家を中心に住宅が密集する非常に大阪らしい街です。

梅田まで10分!JRおおさか東線も開業予定

淡路駅西改札口
淡路駅東改札口
(上)東改札口。駅舎は商業併設の「駅ビル」にはなっておらずいたってシンプル(下)踏切から駅方面をのぞむ。この駅で千里線と京都本線がクロスしており、4方面へ線路が延びる
阪急「淡路」駅は、阪急京都線と阪急千里線とが利用できるターミナル駅。また、阪急千里線は大阪市営地下鉄堺筋線と相互直通運転を行っているため、北千里方面、河原町・嵐山方面、北浜・天下茶屋方面、十三・梅田方面と4方面へと向かう交差点的存在となっています。

よって、都心部への移動はすこぶる便利です。大阪・梅田へは7:27発阪急京都線「梅田」行快速急行の利用で阪急「梅田」駅には7:36着。淀屋橋方面であれば7:37発阪急千里線(大阪市営地下鉄へ乗入れ)「天下茶屋」行に乗れば7:47着。

それぞれ9分と10分!今回紹介の阪急「淡路」駅、なんと10分足らずで都心に出てしまえちゃうのです!昼休み、食事で自宅に戻れるかもしれない距離感です。

ところで、阪急「淡路」駅のある大阪市東淀川区はJRの駅が存在しません。JR京都線に「東淀川」駅がありますが所在は淀川区。JR線は遠距離移動の際何かと便利なので近くにあるとうれしいのですが、ここ阪急「淡路」駅周辺にはJRおおさか東線が通過して新駅が開業予定。乗り換え駅として連絡することになっています。

新線が開通すると新大阪を経由して梅田北ヤード地区(大阪駅北地区)まで一本でつながります。開業はまだ先になりそうですが、その時はますます鉄道交通の要所としての発展が期待できます。

とはいえ、駅の西の方に向かえば徒歩20分そこそこでJR「東淀川」駅・「新大阪」駅がありJR線圏内となります。反対の淀川方面(東の方向)にかけては、区内に鉄道の駅が少ないゆえに阪急「淡路」駅圏内が広くなります。

ターミナル駅だが駅周辺は開発途上

駅前の駐輪風景
開発途上の道路
(上)駅東側は徒歩1~2分でもこのような空地が大変多い(下)用地の確保がままならず完成途上の道路。こういう場所が周辺には多い
駅の利便性は高いのですが、駅前の開発はあまり進んでおらず、車でのアプローチも不便です。駅前へのバスの発着はなく、特に駅東側は駅前がアーケード街となっており車両自体が入れません。また、周辺には幹線道路もなく狭隘(きょうあい)な道路が多いため、周辺移動は徒歩・自転車が便利そうです。

「狭隘な道路」が多いと書きましたが、東側駅前周辺は、これが本当に大阪10分圏内か?と見紛うほどの街区です。計画途上である幹線道路とその周辺には空地が点在し、既存建物が建ち並ぶ街区は中高層以上の建築物は見当たらず木造住宅が密集します。

大阪市内は周辺地域と比べ区画整理の進んでいる場所なのですが、阪急「淡路」駅周辺は入り組んだ道が多く「手付かず」状態です。ですので、一本入るとアスファルト舗装になっていない地道も多く、味のある雰囲気を出しています。

ただ、それも駅周辺に限った話で、駅から徒歩で5分程離れると大規模な公営住宅や民間分譲マンションもみかけられます。

続いて次ページ以降では駅周辺の街並みを写真中心にご紹介いたします。