梅田まで10分!JRおおさか東線も開業予定
(上)東改札口。駅舎は商業併設の「駅ビル」にはなっておらずいたってシンプル(下)踏切から駅方面をのぞむ。この駅で千里線と京都本線がクロスしており、4方面へ線路が延びる |
よって、都心部への移動はすこぶる便利です。大阪・梅田へは7:27発阪急京都線「梅田」行快速急行の利用で阪急「梅田」駅には7:36着。淀屋橋方面であれば7:37発阪急千里線(大阪市営地下鉄へ乗入れ)「天下茶屋」行に乗れば7:47着。
それぞれ9分と10分!今回紹介の阪急「淡路」駅、なんと10分足らずで都心に出てしまえちゃうのです!昼休み、食事で自宅に戻れるかもしれない距離感です。
ところで、阪急「淡路」駅のある大阪市東淀川区はJRの駅が存在しません。JR京都線に「東淀川」駅がありますが所在は淀川区。JR線は遠距離移動の際何かと便利なので近くにあるとうれしいのですが、ここ阪急「淡路」駅周辺にはJRおおさか東線が通過して新駅が開業予定。乗り換え駅として連絡することになっています。
新線が開通すると新大阪を経由して梅田北ヤード地区(大阪駅北地区)まで一本でつながります。開業はまだ先になりそうですが、その時はますます鉄道交通の要所としての発展が期待できます。
とはいえ、駅の西の方に向かえば徒歩20分そこそこでJR「東淀川」駅・「新大阪」駅がありJR線圏内となります。反対の淀川方面(東の方向)にかけては、区内に鉄道の駅が少ないゆえに阪急「淡路」駅圏内が広くなります。
ターミナル駅だが駅周辺は開発途上
(上)駅東側は徒歩1~2分でもこのような空地が大変多い(下)用地の確保がままならず完成途上の道路。こういう場所が周辺には多い |
「狭隘な道路」が多いと書きましたが、東側駅前周辺は、これが本当に大阪10分圏内か?と見紛うほどの街区です。計画途上である幹線道路とその周辺には空地が点在し、既存建物が建ち並ぶ街区は中高層以上の建築物は見当たらず木造住宅が密集します。
大阪市内は周辺地域と比べ区画整理の進んでいる場所なのですが、阪急「淡路」駅周辺は入り組んだ道が多く「手付かず」状態です。ですので、一本入るとアスファルト舗装になっていない地道も多く、味のある雰囲気を出しています。
ただ、それも駅周辺に限った話で、駅から徒歩で5分程離れると大規模な公営住宅や民間分譲マンションもみかけられます。
続いて次ページ以降では駅周辺の街並みを写真中心にご紹介いたします。