定期借家契約だと、契約期間が終ったら契約終了です。更新はありません。
では住み続けたいときに再契約できないことってあるのでしょうか?オーナーは賃料収入を得ることが目的で部屋を貸していますから、再契約できる場合が多いです。但し、貸主が自分で部屋を利用する場合や、入居者が家賃滞納しがちであったりした場合は、再契約ができない場合がありますので、要注意です。また、再契約ができないことが、当初からわかっている場合は、定期借家契約(再契約不可型)の契約書、再契約が基本的にできる場合は定期借家契約(再契約可型)と契約書に記されている場合が多いようです。
■入居者にとってのメリットは?
では、入居者にとって定期借家契約のメリットはなんでしょうか?
まず、挙げられるのが賃料。再契約不可型の定期借家契約の場合、周辺相場の物件より割安の賃料設定がされています(再契約可型の場合は、相場賃料の場合が多いです)。
もう一つのメリットは、入居者の質が確保されやすいことです。例えば夜中に大音響でステレオを聞いたり周囲に迷惑をかける入居者は、貸主は再契約を拒否することが可能ですので、一定以上の入居者の質になりやすいわけです。
…定期借家契約のメリット・デメリットおわかりいただけましたか?
【さらに定期借家について知りたい方は】
定期借家推進協議会ホームページ
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