「月収の3分の1」が目安ではなく、ランニングコストの見極めを
これだけ不景気と言われている今、月収も年々必ずアップするとは限りません。ボーナスだってカットされるかもしれないし、さらに仕事だってずっと続けられるかどうかも分かりません。また、将来のために貯金したい場合もあるでしょう。
つまり、「月収の3分の1」で家賃を考えるのではなく、「無理なく払える金額はいくらか?」から家賃額を割り出してみること。そのためには、毎月かかる生活費や交通費などのランニングコストを計算し、そこから「住居費として払える額」を算出することが大切なのです。
【単身者世帯(勤労者)の平均生活費の例】 ・光熱費―9296円(電気代4057円、ガス代3273円、その他の光熱費386円、水道代1580円) ・食費―45652円(外食費含む) ・服や靴などー9941円 ・保健医療代―4689円 ・交通・通信費-27701円 ・交際費―16165円 (総務省統計局「家計調査」平成20年度より) |
これだけ合計してもざっと約11万円かかります。そのほか、美容院や身の回りのものの購入、習い事費などを考えると、毎月必要な費用がおよそ計算できるでしょう。それを差し引いて、家賃はいくら出せるのかを計算してみると、無理のない生活ができますよ。せっかくの楽しい賃貸生活が「食べるものは毎日もやしとカップラーメン」なんて悲しいことにならないためにも、背伸びしすぎない部屋選びをしてくださいね。
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