看板壁と家族みんなのワークスペース
左:Sさん宅の看板壁は、数日かけて職人さんが手で塗ったもの。右:ワークスペースは家族で一緒に使う。IKEAのブランコ椅子はお子さんのお気に入り。 |
広さに余裕のあるSさん宅は、ご夫婦の寝室と子供部屋2つを確保。ただしそれぞれが部屋にこもってしまうことは避け、家族みんなで過ごすようにしたいという希望をもっていました。そこで、個室はあくまで眠るための場所とし、リビングの隣にワークスペースを設置。お子さんだけでなく家族みんなが横に並んで、本を読んだり勉強をしたりできる場所となっています。
キッチンサイドから明るいダイニングを眺める。奥の白い棚には、ご夫婦が好きな食器類がたくさん納められている。 |
左:部屋の中で存在感をはなつ看板壁。 右:タイル張りのバスルームはクールな印象に。 |
フランスで海外生活を経験していたSさん夫婦。中古住宅を改修して住むことに抵抗はなく、配管がむき出しなどざっくりした感じも気にならなかったと言います。日本ではやっと世間に認知され始めたリノベーション。しかし、ヨーロッパなど海外では、住宅を自分たちの好みに改装して住むのはもはや一般的。フランスでは、築35年より高齢の建物が75%程を占めているのです。そこまでいかなくとも、今後日本でも築年数の長い建物はどんどんストックされていきます。建物の余生を生かす1つの方法がリノベーションなのです。
[物件データ]
■所在地:東京都調布市
■構造・規模:RC造、4階建マンションの3階部分
■築年数:築30年
■竣工:2007年
■延床面積:約91.13平米
■設計・監理:ブルースタジオ
【リノベーション事例集】
倉庫に住む!?都心居住の新しい選択肢
『nana』木造アパートのリノベーション
気に入った街でリーズナブルに!がリノベ流
想像を超えるアイディアで!オレンジ土間の家
和の生活がヒント!リノベーション実例
平凡な中古マンションが、シアターに変身!
あまのじゃくはお得?鎌倉で理想の家を実現