シワの治療法1(外用薬、注射)
マイルドな塗り薬からボトックス注射まで、シワの種類に応じた様々な治療法が存在します。【外用薬】
いわゆる塗り薬。効果の出現はゆっくりですが、自分のペースで進められるのが最大のメリット。
最近は赤みや皮むけが少ないタイプも登場(画像:松倉クリニック「ドクターミュープラス」のレチノールクリーム)
古くなった角質を剥がし、真皮層のコラーゲンやエラスチンを増加させる働きを持つ成分。状態に応じて適正な濃度をドクターが処方する。ちりめんジワや比較的薄い真皮ジワなどに効果あり。トレチノインとも呼ばれます。
平均価格帯:
千円~数千円
メリット:
自宅でのケアに取り入れられる
デメリット:
塗布中は肌に赤みが出ることもある。
【注射】
どれを選んでもシワに絶大な効果を発揮。ただし内出血の可能性はゼロではないので、その後の行動スケジュールを頭に入れながら施術を受けましょう。
筋肉注射特有の響く痛みはありますが麻酔クリームでほぼ解決
筋肉を弛緩させる薬剤を筋肉に直接注射することで、一定期間表情ジワをなくしていく注射のこと。額や眉間、目尻のシワ、マリオネットラインなど筋肉が寄りやすい部分に効果を発揮する。痛みのレベルは軽め。
平均価格帯:
1万円~数万円(注入する場所により量が異なる)
メリット:
施術が短時間で済む(麻酔クリームを使用する時間を除く)
デメリット:
3~6か月程度で効果が切れる。注射の際に、稀に内出血がおきる場合あり。
■ヒアルロン酸注射
形を保つ性質に優れたヒアルロン酸を注入することで、内側からシワを盛り上げ表面を滑らかに整えるもの。1度の注入で平均3~6か月程度効果が持続します。ほうれい線や下まぶたのたるみジワには特に効果的。
平均価格帯:
1万円~十数万円(注入する場所により量が異なる)
メリット:
施術が短時間で済む(麻酔クリームを使用する時間を除く)
デメリット:
3~6か月程度で体内に吸収されてしまう。注射で稀に内出血がおきる場合あり。
分離機で血小板を採取。採血から約30分後には薄赤い注入物が完成
自分の血液から抽出した血小板をシワとその周辺に注入することで、細胞の働きを活性化をさせ小シワを目立たなくさせる治療法。
ヒアルロン酸注射のように肌を盛り上げる作用は弱いが、注射をした皮膚全体のハリが高まり、自然に若返ったような印象が得られる。目もとの小ジワやちりめんジワ、浅いほうれい線の治療に向いている。施術は採血~患部に麻酔クリーム~注射~冷却で小一時間ほど必要。患部に針を何か所も刺すため、ハニワのように腫れた目、青あざになることは要・覚悟。
平均価格帯:
15~20万円
メリット:
じわじわと効き半年~1年ほど効果が持続する
デメリット:
施術後はハレと内出血する可能性は高い。
光治療やレーザーは大ジワにも小ジワにも有効です