気持ちが落ち込んだり、不安を感じている時は衝動が生じやすい時でもあります
衝動的な気持ちがフツフツと湧き上がって、結果を考えずに行動してしまうことはありませんか? いわゆる「衝動食い」「衝動買い」など、日常的に起こるものも良い例です。

後で後悔することが多いのは、「よくないと分かっていたのに衝動に流されてしまった」という思いがあるからでしょう。今回は、心の病気にも関連が深い衝動性の問題と、その対策について述べたいと思います。

衝動のコントロールはなかなか難しい…

衝動的な気持ちが起きること自体は、人間的な日々の現象です。必ずしも悪いものではありません。一つ一つの行動を起こす前にじっくり考えるのは窮屈ですし、慎重になり過ぎると柔軟さを失ってしまいます。また、「歌いたい衝動が抑えがたく歌手になった」という風に、衝動がその人のアイデンティティを形成する原動力にもなることもあります。

しかし、衝動には不都合な面もあります。それは、衝動の内容が「してはいけない事」だった場合でも、自分自身で気持ちをコントロールするのが簡単ではないことです。多くの人は日常生活に問題のないレベルに衝動を抑えていますが、許容範囲を微妙に、時には大幅に超えてしまう場合があります。

例えば、静かな会議中に何か声を出したい衝動が生じてしまい、思わず声を出してしまったらどうでしょう? まあ、大目に見てもらえるかもしれませんが、もしも言ってはいけないような事を口走ってしまったら大変です。また、電車内で見知らぬ異性の体に触れたい衝動が抑えきれなくなってしまったら、社会的な制裁を受けてしまいます。もしも、衝動による過食やギャンブル、買い物などが日常生活に多大な支障を引き起こしていまった場合は、心の病気として治療が必要になるかもしれません。

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