アパシー

どうにも気持ちが乗らない、楽しいことをしていても冷めたまま……。もしかしたら、アパシー(無気力症)かもしれません

どうにも気持ちが乗らない時ってありませんか? 例えば仕事に取り掛かっても、モチベーションは上がらず、しまいには仕事が片付いても片付かなくても、どうでもよくなっている。友人と遊びに行っても仲間だけ盛り上がっていて、自分は冷めたまま……。

このように意欲・感情・情熱がスランプになってしまった状態がアパシー(apathy)です。

アパシー(無気力症)が長引いては危険!

生きていれば、一時的にアパシーになる事はよくあることです。でもアパシーが長引けばいかに深刻な悪影響が出やすいか、動物の例からみてみましょう。

だいぶ前のことですが、ガイドの毎日の通り道に犬を飼っている家がありました。犬小屋は道路脇で、犬の様子はよく分かります。

その家の前を通ると、ガイドは犬に嫌われているのか大きく吠えられます。毎朝、犬小屋の前には決まって空の皿があり、犬は鎖を外されています。食事を終えてこれから散歩に出るようで、少し興奮しているように見えました。

ある時、その家の前でいつものように吠えられましたが、どうも吠え方がいつもと違います。よく見ると、犬は鎖につながられたままで、どうもその日の散歩が無しになったようでした。

飼い主さんの体調が悪くなられたとか何か理由があったのでしょうが、その日以降犬はずっと鎖につながれたままで、やがてガイドがその家の前を通っても、吠えないどころか見向くこともなく、力なく地面に横になったまま何の反応も示さないのです。

散歩という生きがいを奪われた犬は人生(?)に絶望し、何もかも興味を失ったかのように見えました。生き甲斐を見出せなくなった時、あるいは現実と理想のギャップに戸惑った時、失望感や無力感を覚えやすいものです。もちろん犬と人間は同列には扱えませんが、同じような事は人間にも起こり得ます。

いわゆるフレッシュマンの五月病などアパシーの時期は程度の差はありますが誰にでもあるものです。通常こうしたアパシーは一時的ですが、もしそれが長引くと何にも関心を持てず、家に引きこもってしまうなど、アパシーが深刻化する可能性もあります

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