おならが多い・止まらない……病気ではなく食べ物のせい?
人には相談しにくいおならの悩み……。あなたの食べた物や食べ方が影響しているかもしれません
ここではおならの原因になる可能性のある食べ物と、おならを減らす食べ方のコツをご紹介します。ただし体質もありますので、それぞれとの関連の深さは人それぞれ。おならの悩みがあるからといって、以下の食品を完全に避けてしまうのではなく、参考にしながら自分との相性を確認してくださいね。
おならが多い原因……豆類・野菜の摂りすぎ
■豆類全般、ブロッコリー、キャベツ、カリフラワー、きゅうり、大豆製品芋類だけでなく、「これを食べるとおならが増える気がする……」という食品はありませんか? 特に豆類は、経験上おならが出やすいと感じている人も多いようです。こんなところで書くと怒られそうですが、わが夫は豆やキャベツなどオリゴ糖が多いものを食べた後のおならが大変です。
お腹の中のガスの半分くらいは、飲み込んだ空気、そして残りは食物繊維などの分解を担うバクテリアによって作られるようです。だからといって、おならを減らすために食物繊維を日常的に控えるなんてことはしないでくださいね! 食物繊維は大腸で善玉菌のエサになるといわれています。ちなみに、オリゴ糖は食物繊維に分類されるかされないか、世界的に統一されていないようです。
おならが多い原因……果物の摂りすぎ
■レーズン、りんご、バナナ、プルーン、りんごジュース、ぶどうジュース、プルーンジュース大量に摂取した場合に影響が出るといわれています。筆者は個人的にレーズンに少々弱いような気がしています……。果物とおならは関連していると思いづらいかもしれませんが、おならの回数が多いと感じるときは、これらの食品をたくさん摂っていないか考えてみてください。
おならが多い原因……乳製品の摂りすぎ
■牛乳、アイスクリーム、クリームお腹をこわすほどではなくても、乳製品に含まれる乳糖のためにおならが出やすかったり、お腹が張りやすい人も多いようです。
おならが多い原因……食物繊維の急な摂りすぎ
日ごろから食物繊維をたっぷり摂っている人は問題ないようですが、ふだんあまり食物繊維を食べていない人が急にたくさん摂取すると、お腹の調子に影響がでる場合もあるようです。健康のためにも、日ごろから安定した量の食物繊維を食べましょう。おならが多い・お腹が張る原因……人口甘味料の摂りすぎ
低カロリー甘味料として使われる糖アルコールもお腹の調子に影響を与えることがあります。筆者は糖アルコールが入っているものを食べると、残念ながらすぐに分かってしまいます(汗)。糖アルコールはうまく体内で吸収できません。だからこそ、低カロリー甘味料としての役割は果たしていますが、おならやお腹の張りの原因になることがあります。ただし、日常的に糖アルコールを摂取すると耐性がつき、おならや張りなどが解消するといわれています。おならが臭くなる原因……脂肪が多い食品の摂りすぎ
■揚げ物、脂肪の多い肉、脂肪の多い焼き菓子回数だけでなく、気になる匂い。脂っこいもの、特に脂肪分たっぷりのお肉を食べた後に、おならの匂いが臭くなるような気がすると感じる人も多いようです。匂いが気になる人は、これらの食品をある程度制限してみてもよいかもしれません。
おならを減らす食べ方のコツは、空気をあまり飲み込まないこと!
呼吸をすると、空気は気管から体に入り、酸素は体中に送りこまれます。ただし、気管ではなく食道から胃に入っていく空気は、おならやお腹のガスの原因になることがあります。具体的には、チューインガムや飴を頻繁に食べる人、時間をかけてちょびちょび水分を飲む人、入れ歯がきちんと合っていない人、急いで食べすぎたり、飲みすぎたりする人は、空気を飲み込みやすくなります。また、空気を含む炭酸飲料水なども原因になりやすいです。アメリカではとても大きなゲップをする人が目立ちますが、炭酸飲料水の摂取量のせいでしょうか。自分の消化器官との相性も考えながら、過剰なおならやお腹の張りの不快感に悩まされることなく、毎日を過ごしたいものですね。