白い舌でわかる体質って?
全体的に色が薄く、白っぽい白舌(はくぜつ)。気や血が不足しているタイプに多い |
今回は「舌色」にクローズアップしてみますが、舌には豊富な毛細血管があります。血流がよくわかる場所であり、これをもとに全身の状態を探ることも可能なのです。
たとえば赤い舌は、カラダが熱を持っている状態。熱によってカラダの水分量が減っているともいえます。
では白い舌はどうでしょうか? もともと虚弱体質であったり、カラダを動かす原動力であるエネルギーや、血液が足りない気血両虚(きけつりょうきょ)タイプが多いのです。具体的に「気血両虚」とは、
□ 疲れやすい
□ 顔色が悪い
□ 貧血気味
□ 食欲不振
□ 動くとよけい疲れる
□ 寒がり
風邪をひいたみたい……。こんなときの舌って?
毎日、鏡であっかんべーの習慣をしてみては……? |
- 白くて滑らか(水分が多い)な舌⇒カラダの冷えや、機能低下など
- 白くて苔が厚い舌⇒余分な水分の停滞、内臓機能の低下など
- 黄色くて乾燥している舌⇒熱によりカラダの水分が消耗
- 黄色くてネバネバしている舌⇒余分な水分に熱が合わさっている状態
- 黒い苔がついている舌⇒病気の勢いが盛んな状態
たとえば胃腸の風邪をひいたなんてときには内臓機能の低下が考えられ、苔が白くつくことが多いです。なお、白苔が黄苔に変わったら、カラダの冷えは解消されたが体内に熱がこもるなど、病気の性質の変化を感じることも出来ます。