安らかに眠る女性
眠れなくて辛いときには、思い切って薬を使ってみましょう!
「不眠症 → 睡眠薬を飲む」ということは、必ずしも正しくありません。不眠の真の原因をなくさなければ、何も問題は解決しません。

とはいえ不眠が続けば、早めに何とかしたいものですよね。ここでは、快適な睡眠を助けてくれる睡眠改善薬睡眠薬について、解説します。

薬局で買える睡眠改善薬「ドリエル」

http://www.ssp.co.jp/drewell/index.html
発売:エスエス製薬、希望小売価格:1,050円/6錠、1,995円/12錠
風邪や花粉症の薬を飲むと、眠くなる人がいます。それは、クシャミや鼻水を抑えるための成分「抗ヒスタミン剤」の副作用です。

この副作用をうまく利用して、「寝つきが悪い」とか「眠りが浅い」といった一時的な不眠を改善する薬が、エスエス製薬から出ている「ドリエル」です。

ヒスタミンは脳を目覚めさせておく働きがありますが、そのヒスタミンをブロックすることで催眠効果が発揮されます。アメリカやイギリス、ドイツ、カナダでも、同じ成分を使用した薬が売られています。日本でも、1回あたり1人1個のみですが、自由に薬局で買うことができます。

ただし、妊娠している人やその可能性がある人、授乳中の人、15歳以下の子ども、すでに不眠症の診断を受けている人は飲むことができません。また、緑内障の人、前立腺肥大症の人、排尿困難な人、アレルギー体質の人、医療機関に通院中の人は、飲む前に医師か薬剤師に相談してください。


新発売の「ナイトール」

http://nytol.jp/pc/
睡眠改善薬「ナイトール」、発売:グラクソ・スミスクライン
「ドリエル」と同じ塩酸ジフェンヒドラミンが含まれた「ナイトール」が、3月1日にグラクソ・スミスクライン株式会社から新発売されました。こちらも、一時的な不眠による寝つきが悪い、眠りが浅い症状の緩和に有効です。飲みやすいキャプレットタイプの錠剤で、早く溶け出すので早く効果が現れます。

「ドリエル」「ナイトール」ともにですが、副作用を減らすために、他の催眠鎮静薬や風邪薬、解熱鎮痛薬、鎮咳去痰薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬(鼻炎用内服薬、乗り物酔い薬、アレルギー用薬)とは一緒に飲まないで下さい。

また、急に眠気が襲ってきたりして危険ですから、服用後は乗物や機械類の運転操作をしないで下さいね。

効果は一番! 病院でもらう睡眠薬

病院薬局.写真協力:松田陽司
正しく使えば、病院でもらう睡眠薬は安全で効果的です
最近の睡眠薬は、一度に大量に飲んでも生命の危険が少なくなりました。それほど安全性が向上しても、まだ「睡眠薬は怖い」と思って上手く使えていない人がいます。

例えば、薬を飲まずに我慢していると、次に飲んでも効果が不十分であったり、逆にアルコールと一緒に飲むと、効きすぎてしまう恐れがありますから、医師の指示を守って内服して下さい。

睡眠薬は、作用時間の長さによって超短時間型(ハルシオンやアモバンなど)、短時間型(レンドルミンやリスミーなど)、中間型(ユーロジンやネルボンなど)、長時間型(ドラールなど)の4種類に分けられます。

寝つきが悪い場合には超短時間型や短時間型が、夜中や早朝に目が覚めてしまう人には中間型や長時間型が効果的です。熟睡感が乏しい人には、深い眠りやレム睡眠を減らさないタイプの新しい薬が使われます。

睡眠薬を飲んでよく眠れるようになったら、次は薬を減らしたほうが良いのですが、自分で判断しないで、必ず医師の指示に従ってください。薬を急に止めると、以前よりも強い不眠に陥ったり、不安やあせり、手足の振えなどが出ることがあります。ゆっくりと薬を減らしていけば、心配はありません。


今回は、快適な睡眠を助けてくれる薬の種類やその効果、そして使う時に注意することについて、ご紹介しました。医師や薬剤師と相談しながら、自分の症状や体質、好みに合った薬を見つけてください。
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