数あるストレス対策法を試しても、スッキリしない……
甘いものを食べると忘れられるけど、それだけじゃダメなような……
巷にも、「ストレス対策法」の情報は山のようにあふれています。しかし、その情報を信じてあれこれ対策法を試してみても、最初は楽しいのにどこかすっきりしない感じが残る、時間がたつとウツウツ、ムカムカが戻ってしまう……結局こんなパターンになってしまう人は多いものです。
実は、ストレス対策は置かれた状況や現実をよく考慮し、合理的にコーディネートしていくもの。そうしないと、いったんはいったんストレスから逃れられたような気がしても、結局は元のストレスが浮かんできて、いつまでも憂鬱や苛立ちを引きずってしまうことになります。
では、ストレス対策を合理的にコーディネートしていくには、どうしたらいいのでしょうか?
「攻める」解決法&「散らす」解消法
この場合、攻めるべきか、それとも散らすべきか……
問題焦点型とは、問題解決を図ることです。たとえば専門家や経験者に相談をしてアドバイスをもらったり、文献を調べたり、インターネットで情報を集めたりして、問題を解決して状況を変化させる方向へと積極的に行動することが挙げられます。いわば「攻める」ストレス解決法と言えるでしょう。
情動焦点型とは、気持ちを落ち着かせたり、考え方を変えることで、感情をコントロールすることです。誰かに悩みを聞いてもらったり、趣味に打ち込んだり、旅行に行ったり、マイナス思考を止めて前向きに考えたり……直接的な問題解決にはならなくても、こんな行動を試すだけで気分が変わり、「もう少し頑張ってみようかな」という気になります。いわば「散らす」ストレス解消法と言えるでしょう。