暗闇の中で堂々めぐりをしていませんか?
落ち込みやすさから抜けられず、ため息ばかり……
とはいえ、ささいなことで落ち込んでばかりいると、夜明けに向かう道を見失ってしまうもの。暗闇を堂々巡りしながら「自分はどうせダメなんだ」と絶望し、自分の生かし方が分からないまま、右往左往している人は少なくないものです。そんな傾向に気づいたなら、「落ち込みやすい自分」を振り返り、夜明けに向かう道を、もう一度じっくり探してみるのも良い方法だと思います。
落ち込みやすい人の発想パターンとは?
他人と比べて落ち込むなら、発想の転換を!
他者への憧れは、自分を高めるための大切な刺激です。しかし、人と比べて落ち込んでしまう場合、物事の受け止め方に独特のくせがあるのかもしれません。落ち込んだときには、「他の捉え方はできないだろうか?」と考え直してみてください。モデルケースを例示しましょう。
例)「友だちにはみんな彼氏がいるのに、私にはいない」と落ち込んだとき
■落ち込みやすい人の発想パターン(例)
彼氏のいる友だちがうらやましい→私も彼氏がほしい→彼氏ができないのは、私の容姿や性格が悪いから?→この容姿や性格では、これから先もできないに違いない→どうせできないなら、期待するだけムダ→私のこと、きっとみんなが哀れに思っているんだろうな……。
■発展的に発想転換した場合(例)
彼氏のいる友だちがうらやましい→私も彼氏がほしい→彼氏ができない原因は何だろう?→彼氏を見つけるには、どうしたらいいんだろう?→まずは具体的に動いてみよう!
上の例も下の例も、「彼氏のいる友だちがうらやましい」「私も彼氏がほしい」という思いは共通です。しかし、落ち込みやすい人は、思考がそこから坂を転げ落ちるように、マイナス方向に進行してしまいます。そうした傾向に気づいたら、いったん思考にブレーキをかけましょう。そして、思考のギアを発展的な方向に入れ直すことです。こうして発想を転換させれば、現状を変えるための具体的な構想が見えてくるはずです。