ストレス

快感やキレる感情はなぜ起こる?

やる気が沸くのも、不安になるのも、キレるのも、「脳内物質」のはたらきと関わっていることをご存知ですか? 感情と関わる脳内物質の基本について解説します。

大美賀 直子

執筆者:大美賀 直子

公認心理師・産業カウンセラー /ストレス ガイド

心の動きを左右する「脳内物質」

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快感も不安も、脳内物質のはたらきによって生み出される
ステキな人を見ると胸がときめいたり、失敗したらどうしようと不安になったり……、私たちの心の動きは「脳内物質(脳内神経伝達物質)」のはたらきと関係しています。

脳の中には何種類もの脳内物質があります。外からの刺激を受けると、特定の脳内物質が脳の神経細胞間で放出され、脳内神経ネットワークにその情報が伝えられます。その結果、ポジティブな感情やネガティブな感情が起こるのです。

 

脳内物質のはたらきって?

では、私たちの感情に関わる脳内物質には、どんなものがあるのでしょう? 代表的なものを覚えておきましょう。
 

A ドーパミン
「快」に関わる脳内物質。この分泌が多いと、食欲や性欲がわき、やる気がみなぎる。

B ノルアドレナリン
ネガティブな気持ちを引き起こす脳内物質。この分泌が多いと、不安やストレスが増す。

C セロトニン
平常心をもたらす脳内物質。この分泌が多いと、ストレスに対して動じない心をもたらし、頭のさえた、冷静な状態を保つ。
 
 
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