心の動きを左右する「脳内物質」
快感も不安も、脳内物質のはたらきによって生み出される |
脳の中には何種類もの脳内物質があります。外からの刺激を受けると、特定の脳内物質が脳の神経細胞間で放出され、脳内神経ネットワークにその情報が伝えられます。その結果、ポジティブな感情やネガティブな感情が起こるのです。
脳内物質のはたらきって?
では、私たちの感情に関わる脳内物質には、どんなものがあるのでしょう? 代表的なものを覚えておきましょう。A ドーパミン 「快」に関わる脳内物質。この分泌が多いと、食欲や性欲がわき、やる気がみなぎる。 B ノルアドレナリン ネガティブな気持ちを引き起こす脳内物質。この分泌が多いと、不安やストレスが増す。 C セロトニン 平常心をもたらす脳内物質。この分泌が多いと、ストレスに対して動じない心をもたらし、頭のさえた、冷静な状態を保つ。 |