30代はセックスレスも深刻!?
そもそも、夫婦に愛し合える“ゆとり”はあるの? |
電通サドラー・アンド・ヘネシーの2006年調査(20代~40代の男性各世代500人)では、性生活への不満を抱えている男性は30代に最も多く7割弱、勃起機能の低下を自覚する男性は、4割弱にも上っています。
バイエル薬品の2006年調査(30代~60代の各年代約100人)によると、約6割の人がセックスを大事だと考えているのに対し、30代の5割弱が「自分たち夫婦は、セックスレスである」と感じています。さらに、セックスレスへの自覚が多いほど、パートナーへの愛情や絆を感じる度合いが低く、離婚を考える率はも高くなるという傾向も見られました。
夫婦の性生活への意欲は、時間・空間・精神のゆとりによって高められるものですが、過労や精神的ストレスが深刻な状況では、とても性生活の充実にまで意識を向ける余裕は持てないのが現実かもしれません。
夫婦の機能ってなに?
辛いときこそ、支え合うのが夫婦なのに…… |
夫婦問題で自殺した人も、そもそものきっかけは、勤務問題や負債のような「外でのストレス」だったのかもしれません。しかし、家に帰ってパートナーの猛烈な罵倒や冷やかな対応で、追い討ちをかけられたら……。
夫婦関係は、築き方一つで「安らぎ」にもなれば「刃」にもなります。それも、お互いの育み方一つで決まります。お互いの人生に希望を持てるような夫婦関係になっているか、私たちは普段からよく振り返ってみなければならないのだと切実に思います。