会話の達人は「質問上手」だった!
長く安定して付き合いたいなら、「質問上手」になるべし! |
そこで欠かせないのは、もちろん「会話」。そのカギを握るのが「質問」です。特に、情報や事実などの「事柄」ではなく、相手の「考え」や「気持ち」に重点を置いて質問してみると、相手は質問する側に信頼を感じやすく、関係が発展しやすくなります。
肝心なのは質問の仕方です。まず、会話での質問には2種類あることを覚えておきましょう。一つが「クローズド・クエスチョン」(閉ざされた質問)。そして、もう一つが「オープン・クエスチョン」(開かれた質問)です。
閉ざされた質問と開かれた質問
会話が発展しやすい質問のテクニックを覚えよう |
「○○と思ったんでしょう?」
「○○をしたかったんだよね?」
「○○が好きなんでしょう?」
一方で、オープン・クエスチョンとは、相手に考えや気持ちを話させる質問です。たとえば、次のような例です。
「そのときどう思ったの?」
「○○をしたとき、どんな気持ちだった?」
「あなたなら、どう考える?」
どちらの質問の方が回答しやすく、会話が発展しやすいか、一目瞭然ですね。
質問される側に会話の主導権を握らせる
質問される人が一番リラックスする質問の仕方を考えよう |
これでは、質問される側は自分で考える余地が少なすぎて、会話がつまらなくなってしまいます。質問する側が「クローズド・クエスチョン」ばかりに終始していると、質問される側は欲求不満が募り、関係性はまず深まっていきません。
一方で、「あなたはどう思ったの?」というような「オープン・クエスチョン」を受けると、質問される側は自分の言葉で自由に話すことができます。これなら、質問される側が会話の主導権を握れるため、リラックスして気持ちを素直に打ち明けやすくなるのです。
この「相手に自分の言葉で自由に話してもらうこと」こそ、会話で人間関係を進展させるコツなのです。関係を深めたいなら、この「オープン・クエスチョン」を必ず頭に入れておいてくださいね。