夏バテを引き起こす「夏ストレス」とは
冷房の冷えで夏バテはますます深刻に!
- 眠りが浅くなる、睡眠時間が短くなる
- 食欲が進まない
- 体がだるい、疲れを感じる
- 体の冷えを感じる
- 水分のとりすぎでむくむ
夏ストレスの原因1:「アクセル全開」がストレスの元
楽しいことがありすぎて、無理をしていませんか?
■日中の猛暑を避け、涼しい夕方から活動的になる
残業の頑張りすぎ/デートは夜から、など
■夏休みのスケジュールは、アクティブな活動ばかり
海水浴、花火大会、登山など/夏休みイベントで1日中歩き回る、など
■お酒を飲みすぎたり、オールナイトで遊んだりする
夕涼みがてらのはしご酒/オールナイトフェス、ライブ、など
上のような活動は、ワクワクして興奮します。脳は楽しい活動で興奮すると、さらなる快楽を求めて、もっともっと活動したくなります。とはいえ、いくら気持ちにドライブがかかっても、体力には限界があります。楽しさに任せて無理をしてしまうと、気づかぬうちに体が疲弊し、ある日突然、気力が萎えて、心身共にばててしまうかもしれません。
夏ストレスの原因2:夏の「人疲れ」
夏には義理の付き合いが増えます
■離れて暮らす親族と久しぶりに会う
子どもを連れて実家に滞在/お盆に親戚が集まり供養、など
■レジャーを通じて人付き合いが増える
地域の交流でバーベキュー/子どものスポーツの試合の応援、など
■暑気払いの飲み会が増える
終業後のビヤガーデン/涼みがてらの二次会、三次会、など
このように、家族を介した付き合いや地域や職場での会合、つまり義理のお付き合いが増えるのが、夏。気心の知れた相手となら楽しく過ごせても、義理で付き合う相手と長時間過ごすと、どうしてもストレスが溜まってしまうものです。
きっぱり断るほど避けたいわけではないし、「付き合いが悪い」と思われたくはない。「気が利かなかったかな?」など、何かと気を揉んでしまう。酒の勢いで不愉快なことを言われ、帰宅後も嫌な気分が持続してしまう。このように、夏には義理のお付き合いによるストレスも抱えやすいのです。
夏ストレス対策法! 上手にストレス解消するコツ
夏こそたっぷり身体を休めよう
■開放的な夏は、「ほどほどに楽しもう」を合言葉に
そもそも、暑さや冷房による冷えだけでも自律神経への負担が大きいのに、さらに興奮して無理をすると、心身は悲鳴を上げてしまいます。「夏だから、思い切り楽しもう!」より、「夏だから、ほどほどに楽しもう!」を合言葉にしましょう。
■週1日は、「骨休めの日」をとる
心身を癒すには、物理的に身体を休める時間をもつのが効果的です。そのためには、週1日は「骨休めの日」を設けましょう。骨休めとは、骨を休めるようにゆっくりリラックスして過ごすこと。誰にも気を使わず、何の予定もなく1日を過ごすことで、溜まった疲れが体の芯から癒されます。
■夏休み限定イベントは、間をあけて計画
展示会、フェス、花火大会など、この時期限定のイベントに連続で参加すると、楽しくても疲労は蓄積します。すると、せっかく参加したそれぞれのイベントの記憶や印象も、薄れてしまうでしょう。厳選したイベントを週1回までにするなど、間をあけて予定を組むようにしましょう。
■義理のお付き合いは、時間制限とメリハリを
義理のお付き合いで、長時間お酒や食事を共にしたり、1日中行動を共にすると、気疲れしてしまうでしょう。日中一緒に過ごしたら、夜は早めに帰る、飲み会は一次会までにするなど、義理の付き合いには時間制限とメリハリが必要。家族や仲間にもあらかじめ、都合や希望を伝えておくとよいでしょう。
このように、「夏ストレス」はちょっとした心がけや工夫で、軽減することができます。ただし、こうしたことに気を付けても体調が回復しない場合、治療すべき疾患があるのかもしれません。早めに医療機関に相談しましょう。この夏は、夏ストレスをためないように気をつけてくださいね!