ストレス/その他のストレス

あなたの「情報依存度」はどれくらい?(2ページ目)

情報に振り回されて、自分で判断する力を見失いがちな人は多いもの。そんなあなたは、情報への依存度が高くなっているかもしれません。

大美賀 直子

執筆者:大美賀 直子

公認心理師・産業カウンセラー /ストレス ガイド

情報との付き合い方のポイント4

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情報に振り回されず、自分で判断するクセをつけよう
情報は、知識を深めるため、また広い視野をもつために、とても大切なものです。しかし、冒頭でふれたように、情報に頼りすぎると「自分」を見失いがちになります。

情報を自分のために生かせるよう、最低限以下の4つのポイントを押えておきましょう。

1) 情報は、あくまでも「参考」にするもの
たとえ専門家の見解であっても、すべてを鵜呑みにしないこと。情報は参考にとどめ、最終的に物事を判断するのは「自分」だということを忘れない。

2) 情報はさまざまな角度から複数求める
ひとつの情報にとらわれず、いろいろな角度から探してみること。複数の情報を参考にすることで、より視野が広がります。

3) 「常識」に惑わされない
長く常識とされてきたことであっても、頭から信じ込まないこと。時代や社会の変遷とともに、常識も変化します。

4) 少数派になっても恐れない
「みんながこういっているから」といわれても、惑わされないこと。多数の意見に迎合せず、自分の判断や直感を大事にする習慣を。


情報がなくても不安にならない自分になる

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あなたは「情報断食」に耐えられるか?
以上のように、情報は付き合い方次第で、自分を高めもするし、ダメにもします。使い方を間違っていないか、いつも心に問いかけてみましょう。

そして、それ以上に忘れてはならないのは、情報がまったくない状態でも自分の時間を楽しめるかどうかです。

ときどき、新聞もテレビも見ない、パソコンも電話もない、人にも会わない状態で、半日過ごしてみてください。飽きることなく、頭の中でいろいろな構想をめぐらせたり、静かに内省したりできますか? 「雑音」のない環境で充実した時間を過ごすことができるなら、あなたが情報の奴隷に陥っていない証拠です。
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