ストレス/恋愛・結婚生活・離婚問題のストレス

「ニセモノ恋愛」でストレスを増やすなっ!(3ページ目)

恋愛とは、2人で「幸せのカタチ」をつくること。それなのに、恋愛のたびに不幸になってしまうのはなぜ? それは、2人の心理と関係の築き方に問題があるせいかもしれません。

大美賀 直子

執筆者:大美賀 直子

公認心理師・産業カウンセラー /ストレス ガイド

「脱ニセモノ恋愛」のためのチェックポイント4

よい恋愛関係は、時を重ねるごとにおだやかに育っていく
よい恋愛関係は、時を重ねるごとにおだやかに育っていく
以上に見てきたようなケースに偏りがちな人は、自分の恋愛パターンに気付き、「ニセモノ恋愛」の悪循環にはまらない決意をする必要があります。そのためには、長く続くよい恋愛のポイントを把握し、「ニセモノ恋愛」から足を洗う勇気が必要です。


●ポイント1 「その関係に安心感があるか」

恋愛において一番大切なポイントは、一緒にいて安らぎを感じ、リラックスできること。緊張感、不安感、自己否定感、怒りに満たされた恋愛は、本物ではありません。よい恋愛関係では、安心感が薄れることはありません。


●ポイント2 「ポジティブな話題が多い相手か」

会話の弾む恋愛は、よい恋愛です。しかし、盛り上がる話題がいつも「ポジティブ」かどうか、振り返ってみましょう。悪口、グチ、世間や社会への批判、お互いへの非難で盛り上がる場合、その場はスッキリしても長い目で見るとお互いの成長を阻み、ネガティブな言葉で満たされた関係になってしまいます。


●ポイント3 「その恋愛で、2人が共に成長したか」

一方だけが成長し、自分はその犠牲で終わっていたり、2人とも恋愛だけに埋没しているような関係では、いずれその関係は破綻します。付き合っていくうちに、お互いの趣味や行動様式、価値観がずれてしまうのは当然のこと。でも、それを応援して認め合い、2人が共に自分らしく成長できているようであれば、よい恋愛関係であると言えます。


●ポイント4 「その関係に、笑顔や感謝が増えているか」

一緒にいて、年々笑顔が増えていますか? 相手に対する感謝の気持ち、出会えてよかった、付き合ってよかったという思いが、年々強くなっていますか? 共に過ごす時間や愛情表現は若干少なくなっても、笑顔と感謝の気持ちが増えていれば、その関係が2人の心地よい「居場所」になっている証拠です。
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